ピアニストになる為の道や経験、
単純にピアノの事や、
ピアニストとしての価値観や感じる事を、
時系列関係なく、脈絡もなく、
思いたった時に更新する、
シリーズ『森本麻衣のピアニスト道』
ピアニスト道38
「努力の鬼
音大受験への道のり」
![節分](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/313.png)
これまで音大受験について
あまり触れていない事に気付きました![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
私は愛媛からの受験だったため
周りに現役芸大生も、知り合いもおらず
とにかく手探り、
先生を信じて、ただひたすらについていくという精神的にも辛い受験![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
でも、今の時代(私の時とは違うはず)
ネットなどでも情報を探せますし、提供もできる。とても便利でいいですよね。
実際、芸大や音大を目指している子達も
ブログを読んでくれているみたいで何より![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/093.png)
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/093.png)
レッスン。
私は高校1年から飛行機で月一回、芸大の先生のレッスンに通いました![スニーカー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/326.png)
![スニーカー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/326.png)
当然、
愛媛では、毎週スポーツトレーナーのように指導して下さる先生について勉強しています![上差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/527.png)
![上差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/527.png)
この先生も的確で最高の先生でした。
大御所の先生というのは、基本的に曲を仕上げてレッスンして頂くものです。
大先生に一から教わろうなんて、浅はか!!
しっかりと毎週勉強し、その上で大御所の先生に見て頂きます![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
ピアノを真剣に取り組んでいる人は分かると思いますが、自分が0レベルの時は10まで行くのも大変です。しかし、努力して10まで弾けたら次は20が待っているのです。演奏に完璧なんてありませんから。常に課題があるのです。
レベル10から20になるのは普通のこと、でも20から30、30から40に引き上げてくれるのは、やはり経験と実力がある先生のレッスンが必要だと思います。
レベル10で満足する人はそこまでです。
もし私が東京に近いところに住んでいたら、芸大の先生に月一回ではなくもっと習っていたと思います。
頻繁に見てもらえない分、夏休みや受験前などは、ピアノ付きの家を借りて週3回レッスンしてもらったりしていました。
1レッスン3万円ですので、これぞ音楽家はお金がかかる、と言われるところですが、一心不乱に練習している私を見て、応援することを決め、やるだけやらせてくれた家族に感謝しかないです。
毎回先生のレッスンの帰り道は、自分の不甲斐なさに一人泣いていましたが(先生の前では泣かない)、松山空港で家族が待っていてくれて、泣いている私に大して理由を聞く訳でもなく、通常通り接してくれたその思いやりに救われました。
現在、私立音大は定員割れしているところもあります
ですので、ここまでの努力をしなくても「音大生」にはなれますよ![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/032.png)
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/032.png)
ちなみに
芸大ピアノ科は、ひと学年24人。
芸大大学院ピアノ科、ひと学年12人です。
あるお母様が、一県に一人もいない!と仰っていて、たしかに…
鋭い![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
ソルフェージュ&楽典に関しても、
東京では芸大の作曲科の先生に月一回習い、
愛媛では毎週ソルフェージュの先生にレッスンして頂いていました![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
![音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/086.png)
ソルフェージュは特に、やったらやっただけなので数をこなすことが非常に大切です。聴音とかね!
指の訓練に関しても、
人間性としても大好きな大先生にレッスンして頂き、先生がご多忙ですので、先生からのご紹介で毎週通える下見の先生を付けて頂きました。
ですので、こちらにも毎週通っていました![スニーカー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/326.png)
![スニーカー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/326.png)
芸大に入ってからも2年続けていましたよ![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
指の訓練は、芸大の同級生でもやった子とやっていない子がいましたが、私は辛抱強くやって良かったと心から思っています。
いま、私がテクニックの練習方法を生徒に教える時、大変役に立っているし、指先コントロールの為の頭の使い方の訓練に、優れているからです。
そして、センター試験。
芸大は国立なのでセンター試験を受けなければなりません。
こんなにピアノで努力しているのに、センター試験の点数で落ちるなんてあり得ない
と思っていたので(小心者
)、私はそれなりに学業も勉強していましたよ。
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
(母校、松山東高校は東大にも進学する愛媛の進学校なので皆んな頭が良くて…ピアノと学業との両立が大変…。。
私は3年の終わり頃はピアノの為に休んだり、音楽室で練習したり、普通高の中では特別な存在でしたが、担任の先生に芸大受験への理解をして頂けた事がありがたかったです。高校の先生のご協力も必要ということですね。)
このように
人に恵まれ、沢山の先生に教わり、
とにかく最大の努力をすると覚悟を決めて、人生で一番辛かった受験を乗り越えました。
芸大大学院、ミュンヘン音大大学院の受験も、
もぉー毎度毎度、胃炎で大変でしたが。。
(受験が多い人生
もうやりたくない 笑)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
軽い気持ちで芸大受けたら簡単に合格したの〜、という芸大生には、まだ一度も会ったことがありません。やっぱり、みんな練習してます。
………
本日書き綴った様な経験は、
やった事がある人しか分からない。
ですから、
音大受験や、受験でなくても困っていてやる気があるのなら(単なる練習不足は論外)、
出来る限り、なにかアドバイス出来たら嬉しいと私は思ってます。
私自身が、沢山の方に助けてもらって、
今があるからです。