ピアニストになる為の道や経験、
単純にピアノの事などを
時系列関係なく 脈絡もなく、
思いたった時に更新する、
シリーズ『森本麻衣のピアニスト道』
ピアニスト道17「練習の仕方★基本編」
最近よく練習の仕方を質問されます
もちろん大歓迎なので、
ドンドン聞いて下さいね
ただし、
実際にピアノがないこのブログ上で
説明するのはとても難しくて
本当は伝えたい内容の半分も書けない気持ちですが、それでも少しでも、少しずつ、
練習法のご紹介をトライしていけたら
嬉しいです
さて、
まず私の練習の基本コンセプト
そ・れ・は、
「二重跳びが出来ないなら
三重跳びを練習するべき」
です
そう、スパルタ&ストイックです
ピアノを少しでも弾いた事がある方なら
分かると思いますが、
どんな曲もその人にとって難しい部分があります。
手の形やクセは人それぞれ、十人十色なので
それぞれ得意不得意があります
進度も違うし感性も人それぞれですよね
だから、
そういう部分を見極めてアドバイスしないといけないので、ピアノは個人レッスンなんです
では、
出来るだけ簡単に分かりやすく
「三重跳び練習法」をご紹介します
例えば…ハノンで説明しましょう
100人いたら100人、
3.4.5指を連続で弾くのは結構キツイこと
何度も言いますが、
ピアノは五本の指が均等に動くことが大切
弱い指と強い指があると音の粒が揃わない為、
ハノンでも3.4.5指の為の訓練が多く組まれているのはこの理由からです
下の写真
このハノン23番は
は3.4.5指訓練の為に作られた曲
矢印部分。
曲の頭のところに(3-4-5)と書いてあります。
この数字がその曲で訓練したい指を示しています。
という事で、
ドレミレドレミレ でしんどいなら…
ドレミレドレミレ ✖️2回
に変更して練習すればいいじゃない
ということです
つまり、楽譜では
ドレミレドレミレ
ドラソファミファソファ
なのですが
ドレミレドレミレ ドレミレドレミレ
ドラソファミファソファ
で練習するのです
そうやって練習していて
何日か後に楽譜通りの
ドレミレドレミレ版で弾いてみて下さい
『うわ〜なんて楽』
と思うはず
そう思えたら
確実にテクニックは上がっています
しめたものです
この方法で、
曲の中の部分も練習していくわけです
ここで注意点
もともと難しいものを、
より難しくして練習するのですから無理をしているので、
最初から速く弾いて取り組むなんて
もってのほかです
もともと弾いてた時よりも遅いテンポで始め、
ゆっくりな分、ちゃんと脱力できているかを確かめながら数を増やします
そして、時間をかけて少しずつテンポを速くしていって下さいね
テンポも、
メトロノームは目盛り3くらいずつ上げていく
いきなり前のテンポから10もあげるのはありえないですよ
さあ、
では練習頑張って下さいね