親友である日本舞踊家の藤間蘭翔HPと
歌舞伎座で行われている
「芸術祭十月大歌舞伎」を
観に行って来ました
ミュージカルもバレエもオペラも
もちろんコンサートも大好きですが、
やはりなかなか身近な存在ではない歌舞伎
なので
ちゃあこ(蘭翔の呼び名)と一緒に行けると
とても心強くて楽しいです
(ちゃあこは珍しく洋装)
仲良し…笑
今日の演目は
一、外郎売
二、八代目中村芝翫
四代目中村橋之助
三代目中村福之助
四代目中村歌之助 襲名披露
口上
三、熊谷陣屋
四、藤娘
とにもかくにも、
あの独特な世界観…
西洋で生まれたクラシックとは全く違う、
日本の音楽や楽器やリズム、
華やかで重厚なお衣装(お着物など)、
印象的な目立つお化粧
壮大な舞台セット
振り付け、セリフまわし、、
見ているこちらも力が入ります
伝統の中に潜む人間の情と凄みを感じずにはいられないですっ
日本人はもちろん
世界中の皆さまにみてもらいたいですね
特に感動したのは
襲名披露の口上と
人間国宝でいらっしゃる坂東玉三郎さんの舞踊
口上はテレビで拝見したことしかなかったのですが
舞台に一列に並び手をついてお座りになられている姿はなんとも圧巻
その上、金に竜が描かれている後ろの舞台セットも圧巻でした
襲名の責任の重さについて
考えたことなんてなかったけれど、
手をつき頭を下げ、
一ミリも動かないあのお姿に
先代より引き継ぐ伝統の重さを、
感じることができて胸が熱くなりました
そして夜の部最後の演目「藤娘」
藤の娘(妖精)を坂東玉三郎さんが踊ります。
もうね、
信じられない艶やかさ…
信じられないなめらかさ…
本当に目を奪われました。。。
坂東玉三郎さんの世界に引き込まれてしまって
20分ほどの作品はあっという間
(素人目線でお恥ずかしいのですが)
実際の玉三郎さんは男性なのに
あの女性的な仕草やまなざしは
どうしてうまれるのか不思議でなりません
私も女性として見習いたいです
どの分野でも一流、超一流は
一線を越える存在であり、
そのオーラと人を引き付ける芸の高さは
神様から与えられたものだとしたら
神様に感謝しないと
そして今日の日にも感謝