ピアニストになる為の道や経験、
単純にピアノの事などを
時系列関係なく 脈絡もなく、
思いたった時に更新する、
シリーズ『森本麻衣のピアニスト道』
ピアニスト道48
「緊張?それって何の緊張?」
大体の人がそうだとは思いますが
私も例に漏れず、本番前は緊張します
昔は、
演奏と緊張とプレッシャーの為、
気持ちがいっぱいいっぱいすぎて
涙がでできてしまうほどでした
周りの方からは
そうは見えない、えっ緊張なんてするの?
と言って頂けますが、
実はそれは
舞台上のプロ意識というやつ
今日はそんな
本番前の緊張のお話。
ある時、地方での本番前日、
なぜか私は緊張MAXで
一人ホテルの部屋をウロウロウロウロ。。
そんな時に、
信頼している方からお言葉を頂きました。
「緊張する、どうしよう、、」
というのは、たかが、
自分をよくしよう、よく見せようと
自分だけの事を考えている証拠。
エンターテイメントとはそうではない。
(↑ここでいうエンターテイメントとは、お客様に何かを感じてもらったり、喜んでもらったり、来て良かったと思ってもらうこと)
エンターテイメントとは、
お客様に自分の出来るだけを見てもらって楽しんでもらいたい、お客様と一緒に空間を分かち合いたいと、相手主体で考えることだよ。
私ははっとしました
そのとおりだ
弾けなかったらどうしよう、とか
失敗したくない、とか、
自分主体の、
なんて低レベルな考えで緊張していたか
ダサすぎる私と。
もちろん、
お客様の事を考えても本番は緊張するものですが、緊張の質が違うんですよね
私は、この言葉でコンサートに対しての考え方が大きく変わりました
お客様がいて下さるからこそ
素晴らしい音楽を共有できるのです
発表会、コンクール、コンサート前、
もし緊張している方がいらっしゃるなら
少しこの事を思い出してみて下さい
聴いて下さる方が一人でもいるのならば
お客様です
皆様、当てはまると思います