朝、スマホを開いたら、20歳の若者が「現実を受け入れられない」との言葉を残して他界したとのニュースを目にする。
カーテン越しの網戸の外から、雨音がザーザー聞こえた。無常にも惨い音にさえ聞こえたなあ。
「早起きして弁当でも作るか?」と思っていたのだが、このニュースの活字に衝撃を受けた。
しばらく、天井を眺めながら、考え込んでしまったよ。
二十歳・・・、うちの長男も先月二十歳になったばかりだ。
こんな若くして、「現実」という十字架を背負ってしまう気持ちに陥ったなんて、辛かったろうな・・・。
俺が二十歳の頃は、学生で一人暮らしで、貧乏極まりない苦学生だったけど、「卒業して働くようになったら・・・」とか、夢とか青写真があった。だから、バイト漬けだったが楽しかった。というか希望があったような若き日々だった。
今、20歳と18歳の息子達がいるが、アイツ等はアイツ等なりに何か背負っているものがあるのだろうか?
無いことは無いよな・・・。
現実なんて、受け入れるのに重かったら、脇に逸れたっていいんだよ。低空飛行だっていい。
それと、もうひとつ、独りで解決しようなんて思わない方がいいだよ。