「浮世絵の解剖図鑑」牧野健太郎(エスクナレッジ) | 乱読家ぽちんの独り言

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●浮世的は、もともとは本(版本)の挿絵として片隅に置かれていたイラストが、「文字よりもわかりやすい」と大きくなってスピンアウトしたもの。最初は、墨一色だったものが、2〜3色の色版で摺る「紅摺り絵」、7〜8色の色版で摺る「錦絵」と発展した。


●量産品だった浮世絵は、「かけそば」と同じくらいの値で販売された「庶民の楽しみ」。


●浮世絵のジャンルは、美人画、役者画、風景画、芝居絵、武者絵、戯画、判じ絵、春画など。


●浮世絵の制作工程は、①企画(版元)→②版下絵(絵師)→③版木を彫る(彫師)→④色ごとに重ねて摺る(摺師)→⑤販売(版元が経営する地本問屋)と分業。



浮世絵を見ながら、江戸時代の庶民の生活を知る本。

江戸時代の庶民の生活にご興味のある方にオススメします。



「浮世絵の解剖図鑑」牧野健太郎(エスクナレッジ)

【6月27日読了】

【オススメ度★★★】