「「むなしさ」の味わい方」きたやまおさむ(岩波新書) | 乱読家ぽちんの独り言

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【『序章 「むなしさ」という感覚』より引用】

人生において「むなしさ」を感じることは、とても大切なことです。それをかみしめ、味わうことで、人生がより深みが出てくることもあると私は考えています。でも、ここまで述べてきたように、「間」をなくすことに波々としていて、「むなしさ」に慣れていない現代社会では、突然、襲ってくる「むなしさ」に圧倒されがちです。本書では、こうした思い通りにならない「むなしさ」について、精神分析学を活かした深層心理学で考察していきます。

「むなしさ」に呑み込まれ、自分を見失ってしまうと、そこから抜け出すのは容易ではありません。「むなしさ」は、そんな危険性も伴っています。自分には価値がないとか、意味もなく生きがいもないといった「ないないづくし」の深い空虚に襲われることがあるかもしれません。その真空に吸い込まれそうになり、地獄のような「むなしさ」から抜け出す術がないと、「私」を消してしまおうという衝動に突き落とされてしまいます。

【引用終わり】



「むなしさ」とは、心にぽっかりと穴があいているような状態。漢字にすると「空しい」「虚しい」の二つがあり、微妙にニュアンスが変わる。

「満たされていたものが満たされなくなる」「通じていたものが通じなくなる」「相手が自分の期待に応えてくれない」など、心が発達する過程で「むなしさ」という感覚は必然的に生まれてくるもの。


現代人は、ぼーっと過ごすなど、「間」があることを怖がる。すこしでも時間があると、スマホをいじって、SNSでいいねを付け合って、ゲームをして、音楽を聴いて、YouTubeや TikTokを見て、「間」を潰すことにあけくれる。

本書は、そんな現代人の生き方に疑問を投げかけながら、「間」を持ち、「むなしさ」を味わうことに意味を見出すことを考える本。


僕も還暦をすぎ、いずれ働けなくなり、時間が有り余る未来が近づいてきてい。

少々(いや、メチャクチャ)ワーカホリックな人なので、「間」ある日々に、びびっている(笑)。


寂しさには耐えれても、悲しみに耐えれても、苦しみには耐えれても、、、「むなしさ」に耐えることができるのか、、、、


「むなしさ」に耐えるには、自分の中の神仏との対話、自然との対話に「何か」を見出せないかと考える。。。



知らんけど。



「「むなしさ」の味わい方」きたやまおさむ(岩波新書)

【6月5日読了】

【オススメ度★★★】