「日本がもっと好きになる尖閣諸島」山本皓一(宝島社) | 乱読家ぽちんの独り言

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【『まえがき』より引用】

古来、尖閣周辺の海域は航行船にとって難所として知られていた。琉球や中国、台湾を往来する漁民にとって、尖閣諸島は重要な避難地として認識されていたのである。

また20世紀に入ってからは、上空を飛行する航空機にとっても、周囲にこれといった島がない尖閣諸島は、重要な目標であると同時に、緊急時には不時着目標地点となっていた。

尖閣諸島最大の島、魚釣島に人が住んだのは1896年(明治29年)ごろから1940年(昭和15年) ごろまでの間であるが、人が住んでいた時期はもちろん、無人島だった時期でも、この島は多くの遭難者たちを救い続けてきた。

【引用終わり】



本書で取り上げられているエピソードは、

「戦時遭難船・千早丸」

「桂号 不時着事件」

「阿蘇号 不時着事件」

「福州漁船遭難事件」

「ロバート・バウン号事件」

「宮古島・牡丹社事件」

「密航船・栄丸遭難事件」

「学童疎開船・対馬丸の悲劇」

など


なかなか壮絶な話が多く、読まれる方は覚悟して読んでくださいね。



「日本がもっと好きになる尖閣諸島」山本皓一(宝島社)

【5月11日読了】

【オススメ度★★★】