「世界は「関係」でできている」カルロ・ロヴェッリ(NHK出版) | 乱読家ぽちんの独り言

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【カバー袖部の内容紹介を引用】

科学界最大の発見であり、最大の謎とされる量子論。

はたして量子論の核心とは何か、それはどんな新しい世界像をもたらしたのかを、研ぎ澄まされた言葉で明快に綴る。

量子は私たちの直感に反した奇妙な振る舞いをする。

著者によれば、この量子現象を理解するためには、世界が実体ではなく、関係にもとづいて構成されていると考えなくてはならないという。

さらにこの考え方を踏まえれば、現実や意識の本質は何か、といった哲学的な問いにも手がかりが得られるのだー。

深い洞察と詩情豊かな表現にいろどられ、私たちを“真実”をめぐる旅へといざなう

興奮の書!

【引用終わり】



有名な「シュレーディンガーの猫」。

部屋の中の猫は「死んでいる猫(本書では寝ている猫)」と「生きている猫(本書では起きている猫」は重ね合わさった状態(あるいは確率で表される状態)で存在している。しかし、人が部屋の扉を開けて、猫を観測することで「死んでいる猫」か「生きている猫」かが確定する。

人が観測することによって、重ね合わせの状態から確定した状態になる不思議。


これは、量子力学をわかりやすく解説するための思考実験だけと、、、、僕には全く理解できません(笑)

そして、最近の物理学者の多くは、量子力学を理解するために、世界の姿を多次元、パラレルワールドと仮定しています。



本書の著者は、この世界は「関係」で出来ていると考え、観測者と猫も相互作用の関係で表されるとしています。

そして、相互作用が働いていない状態(部屋の中にいる猫)では、猫には物理的属性がないと考えます。。。


そして、本書はどんどんと哲学的にもなり、、、、僕はさらに理解不能になりました(笑)


離島で一人暮らしを始めるなら、ぜひお供にしたい本です(汗)



「世界は「関係」でできている」カルロ・ロヴェッリ(NHK出版)

【3月28日読了】

【オススメ度★★】