「パンツを脱いじゃう子どもたち」坂爪真吾(中公新書ラクレ) | 乱読家ぽちんの独り言

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コロナによる突然の休校以来、飛躍的に利用者を増やしている「放課後等デイサービス」。障害のある子どもや発達に特性のある子どものための福祉サービスである。


その「放課後等デイサービス」で、「人前で服を脱ぐ」「性器に触る」「自慰行為をする」「無防備な格好をしてしまう」など性に関するトラブルが多発している。




著者は障害者の性に関する問題の解決に取り組む非営利団体「ホワイトハンズ」の運営者。「放課後等デイサービス」の現場で起こっている性の問題を、保護者や職員の声を基に分析した上で、その背景にある問題構造や社会課題を考える本です。


明確な解決策があるわけでは無く、結局、一人一人と向き合って、当事者に学ぶべきは学んでもらって、支援者同士で知恵を出し合って、解決を考えるしかないようですね。




「パンツを脱いじゃう子どもたち」坂爪真吾(中公新書ラクレ)

125日読了】

【オススメ度★★★