2023年の夏に京都市京セラ美術館で開催された「ルーブル美術館展 愛を描く」を観に行ってきました。
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20230627-20230924
【ホームページより開催主旨を引用】
人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つであったといえるでしょう。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれています。一 方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されています。
本展では、西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように描出されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにします。16世紀から19世紀半ばまで、西洋各国の主要画家の名画によって愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会です。
写真撮影OKだった8点をご紹介します。
「エンデュミオンの眠り」アンヌ=ルイ・ジロデ・ド・ルシー=トリオゾン
羊飼いの美青年エンデュミオンに恋した月の女神セレネは、全能の神ゼウスに頼んで彼を永遠の眠りにつかせ、毎晩、彼のもとを訪れました。この絵ではセレネは空に浮かぶ三日月として間接的に表現されています。
「友情の杯を交わすヒュメナイオスとアモル」ジャン=バティスト・ルニョー
「アポロンとキュパリッソス」クロード=マリー・デュビュッフ
「ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊」アリ・シェフェール
「ロミオとジュリエット」テオドール・シャセリオー
「ヘロとレアンドロス」テオドール・シャセリオー
「アビドスの花嫁」ウジェーヌ・ドラクロワ
「アモルとプシュケ」フランソワ・ジェラール
全体として両性具有的な綺麗な男女を絵描いたものが多かったですね。。。。
以上で報告を終わります。
いい休日でした。