「はじめての利他学」若松英輔(NHK出版) | 乱読家ぽちんの独り言

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⚫︎「利他」は「利己」の対義語ではない。


⚫︎空海は「自利利他」と書いた。「自利」こそ「利他」の土壌であると考えた。


⚫︎東洋の伝統的な考えでは「利他」の本質とは自分と他者が深くつながること。


⚫︎エゴイズムは、「つながり」を分断すること。分断的個人主義の世界。


⚫︎利他のために、自己と他者を等しく愛すること。



哲学者や宗教者たちが言っていることを総括した本です。


自分だけを守るために、都合のいい人間関係だけを求めて、他者のつながりまで断つのはエゴイズム。

それでは、絶対に幸せにはなれないし、誰からも愛されない。


しかし、自分と未来は変えられる。

過去に囚われず、自分を大切にして、他者を大切にすれば、未来を変えることが出来る。

。。。あなたもね。







「はじめての利他学」若松英輔(NHK出版)

【6月24日読了】

【オススメ度★★★