【『はじめに』より引用】
9割以上、人生はあなたの選択と努力によって決まる。私だけがいうのではなく、科学がこういうのである。 では、あなたはどのようにして生活様式を選択するのか?健康情報が、テレビ、新聞、 ネット、SNSなどのメディアを通して洪水のごとく押し寄せている。それを参考にして、 あなたは生活様式を変えたり、健康によい食べ物を購入するのだろうか。だが、これらのメディアを通して流れてくる記事の大多数は、信用できない、ウソ情報なのである。しかも、 これらのウソ情報を国民の多くはそのまま受け取っている。それで、どうなるのか?
たとえば、日本人はカルシウムが不足している、と信じる人が多い。だが、日本人はすでにカルシウムを十分に摂取しているのだ。このような人たちが、カルシウムをさらに摂取すると、心臓病のリスクが高くなる。 また、がんになったら、抗がん剤による治療を受けるのが当たり前とされている。だが、 抗がん剤は効かない。生存期間を伸ばすことも、QOL(生活の質)を高めることもない。 医療関係者の多くが知る、あるいは知らない事実である。驚くのはまだ早い。抗がん剤が新しいがんを誘発する。がん専門医はこの事実を知っているが、抗がん剤の説明時、心配かけまいと自己正当化し、第2次がんについてはまったく触れない。そして一般の医師や患者は、 抗がん剤が新たながんをつくる、という事実をまったく知らない。この結果、この事実は筆者の知る限り、日本で報道されることはなかった。
【引用終わり】
公衆トイレの便座に座るとバイ菌がつく→ウソ。
チョコレートにはカフェインが多く含まれている→ウソ。
ワインとビールをチャンポンで飲むと悪酔いする→ウソ。
少しの飲酒は全く飲まないよりも健康にいい→ウソ。
適量のお酒なら休肝日が無くても大丈夫→ウソ。
ビタミンのサプリを飲んだ効果は証明されていない→ホント。
砂糖は摂取しないほうが体にいい→ホント。
健康のためには清涼飲料水よりも100%果汁のジュースを飲む方が良い→ウソ。どちらも健康に悪い。
ケーキ、チョコレートなどの甘いものをやめればニキビが増える→ホント。
ゼロカロリー甘味料を使えば、太らない。→ウソ。
ペットボトルの水は水道水よりも美味しくて身体にいい→ウソ。
牛乳は身体にいい→ウソ。
一日3杯以上の牛乳を飲むと死亡率が高くなる→ホント。
などなど、、、しかし、専門家でない一般消費者には、わからないことばかり。
食品と医薬品のウソは、どこか公的機関で情報開示して欲しいですな。国民の健康のために。
「「健康神話」を科学的に検証する」生田哲(草思社)
【5月30日読了】
【オススメ度★★★】