『自殺論』デュルケーム、『社会学的想像力』ミルズ、『メディア論』マクルーハンなど、社会学の名著がざっと読める本。
各名著の結論を抜き出すと、、、、
「自殺は、個人の属している社会集団の統合の強さに反比例して増減する。」
「16〜17世紀に「小さな大人」として扱われていた子供が「大人と違った存在」として扱われるようになった。」
「わざと常識に反したことをすることで、常識のあり方が見えてくる。」
「メディアは単なる媒体ではなく、それ自体がメッセージである。」
「人工知能の発達とともに「人間的な」立場が再評価されている」
「技術は人間にとって「付随的な手段」ではなく、「人間を可能にするもの」」
「人間関係のあるところには、常に権力がある。」
「保守主義とは、頑固に守ることではなく、時代や状況に合わせて変われること」
「「感情労働」が増大した現代社会は、真実が失われ、偽りが浸透する。」
「ナショナルな言葉や出版物が「想像の共同体」を形成する。
「世論は偏見や先入観の影響を避けることができない。」
「大衆とは視野が狭い「専門バカ」のこと」
「群衆となるとき、個人の知能や個性は消え失せる。」
「学校教育は、人間が本来備えている学ぶ意欲を疎外し、教師による管理へと組み込む。」
「共同体は、一人の人間を犠牲にして、全体の安定と平和を達成する。」
「ホンネとタテマエは、相互浸透する。」
面白そうと思われた方は、ぜひ読んでね。(僕は、、、もういいかな😅)
「社会学の名著50冊が1冊でざっと学べる」岡本裕一朗(KADOKAWA)
【令和4年8月21日読了】
【オススメ度★★★】