現在放映中の大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」を毎週見ています。
鎌倉時代は、教科書で習ったぐらいしか知識が無く、新書のノンフィクションを何冊かパラパラ読みしても、頭にはなかなか入らなかったので、北条政子を描いたフィクションである本書を借りてきて読みました。
登場人物が多くて、よく似た名前の人が多いので（義、時、朝、盛など）、登場人物がだんだんわからなくなってきましたが、まあそれでもなんとか楽しく読めました。
鎌倉幕府は、日本史上、初めて朝廷を超える権力を手にした統治機構。
由緒ある源氏を旗印に、関東の武家勢力をまとめ上げて幕府を作り上げた北条一族。
しかし、源氏の威光と各武家のパワーバランスの上に成り立っていた鎌倉幕府。
ちょっとしたことでそのパワーバランスを失ってしまうことが多く、その都度、北条政子と弟の義時が機先を制する動きで、ある時は争い、ある時は相手が将軍であっても誅殺/暗殺。怖い時代。。。
しかし、、、、実力や成果ではなく、人間関係をコントロールして、自分の上を越していこうとする人たちを排除していくのが権力争い。
このことは、武士の時代に限らず、本質的には今の時代も同じだと思いますね。
サラリーマンの僕は、間近でそれを見てきました（見るだけで、ゲーム参加したことはありません）。
いずれにしても、僕のようなお人好しで、他人に甘い人間は、いつの時代に生まれても、目立たないように生きながらえるしかないようですね（笑）
「尼将軍」三田誠広（作品社）
【令和４年４月１９日読了】
【オススメ度★★★】
さて、最後に今回もやります直観読みブックマーカー』。
一つ前に読んだ書籍の中から哲学的問いをたてて、今読んだ書籍から直観読みで選んだ答えをもらいます。（無茶振りですが）。。。
【問い】「金持ちとは？」
《一つ前に読んだ「なぜ、日本人の９割は金持ちになれないのか」藤井聡（ポプラ新書）より出題》
【答え】
《本書「尼将軍」三田誠広（作品社）より、直観読みで選んだ文章》
「命を奪わずに、将軍職から退いていただくということでもよいのではと思われますが」（253ページ）
解釈は、ご自由に。。。
直観読みブックマーカー公式サイト
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