「書くための勇気」川崎昌平〜ブロガーさんは読みましょう! | 乱読家ぽちんの独り言

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SNSなどで、容易に文章を発信出来る時代。しかし、一つ間違えれば、見えない敵からの攻撃の的にされる。

そんな時代に「強い文章を書く技術」を鍛えるための本です。



【以下、気になった言葉を抜粋】

書くための勇気》を身につけるためには、、、

ひとつは「批評性を意識する」。

文章を書く上で、対象の価値をしっかり理解する。

もうひとつは「言葉を鍛える」。

語彙を増やして文章の質を高めることが大事。


誰宛に書くのか、対象をイメージする。


対象の価値を見つけ、それを伝える文章を書く。


対象のある部分を批評する事で、部分を含む全体の構造を〈よい性質のものに〉変えようとすることが、批評の目的。


インパクトのある言葉は、何かを本質的に変える能力には乏しい。


感情を文章の出発点にしない。


予め「対立する意見を想定している」程度を、書き手がしめす。


「わかりやすくない状況」にこそ、書くための材料が隠されている。


文章がいかなる読まれ方をするかをイメージしながら読む。


あなたが書いた文章を読む人は、あなたより賢く、鋭く、かつ感受性に富んでいる。


まとまりすぎると、言葉は魅力を失いやすくなる。


肯定したければ、否定的要素を、しっかり書く。肯定を穏やかに書けば、否定の意図が読みやすくなる。


『勝手に「私たち」に私に含むな』『私の意思をまるで反映しない「私たち」に勝手に市民の声を代弁させるな。


不特定多数の存在を主語にせず、「私」を主語にして、きっちりと人間一個の論として文章にする。


「彼」を主語にする場合は、彼の観察に主観を折り込まないこと。


匿名性に依存すると、自分の意見を言う力が弱くなる。


わからないことは、わからないと書く。答えを見つけようとしても見つけられない状態そのものをしっかりと文章化する。


問題を単純化し、「わかりやすい」言葉を無理やり使うと、結果として社会を「わかりにくくする」事態が、現代にはさまざまな場面で存在する。


代名詞の「こと」を使うよりも、置き換えられている一般名詞を使え。「こと」の多用は言葉を見えにくくしてしまう。


書き直すのは書き終えてから。本質的な問題は、文章の完成形から見えてくる。

【抜粋】


ブログ書きとしては、刺激的で、ドキドキして、ハッとさせられて、そうか!と気づかされる本です。

でも、ある程度、強い文章を書くことに慣れていないと、勇気がへしおられて、よけいに書けなくなるかもしれないよ。


ともかく、批判を恐れず書き続けること。それしかありまへん。

頑張りましょう!お互いに!!