飛鳥side
結局私は出られないまま、楽屋で休憩中。
過呼吸の状態はというと...
さっきよりは治まったけど、まだ喋ったりすると苦しい...
奈々未(だいぶ落ち着いたね。
いきなり過呼吸なんて、何かあった?
話したくなかったら別にいいけど。
奈々未は2幕は出ないらしく、袋とか飲み物とか持ってずっとそばにいてくれる。
夜の部もあるから忙しいはずなのに、相談乗ってくれたり、ときどき苦しくなると背中を摩ってくれる。
飛鳥(特にないんだよね...ハァ
途中からだんだん苦しくなってきて...ハァ
なんかよく分からなくなっちゃって...ハァ
死んじゃうのかと思った...ハァハァ(泣)
奈々未(そっか。怖かったね。
ほら、ゆっくり息はこう?
また苦しくなっちゃうよ?
ハァハァ...フウ...ハァハァ...フウ...
奈々未(そうそう、上手。
飲み物飲む?
飛鳥(うん...ありがと...ハァ
ごめんね、奈々未も忙しいはずなのに...
奈々未(なんで謝るの。
舞台より飛鳥の方が大事!
こんなこと言っちゃいけないけど...
飛鳥(ありがと...
奈々未がいると安心する。
奈々未(よかった。
多分この過呼吸は不安と緊張からだ ね。
飛鳥、あんまり不安とか悩みを他人 に話さないから...
ときどき心配になる。
飛鳥(んー...
だって...私の相談なんか聞いても、みん な困っちゃうと思うし...
奈々未(飛鳥の悪いところ!
なんでも1人で溜め込んで、結局限界 になって今日みたいになるんだから。
飛鳥(でも...
奈々未(んじゃあ、私だけでもいいから話し
て。
私は飛鳥の相談乗っても全然困らない から。
それならいい?
飛鳥(ホントにいいの?
奈々未なら大丈夫...
奈々未(全然いいよ?
約束ね?
もうこれ以上溜め込んじゃダメだよ?
飛鳥(ありがと...