昨年末、はじめて”ヒプノセラピー(催眠療法)”を受けてきました。

今回は前世療法を受けた話です物申す



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数年前まで「自分は催眠にかからんじゃろ凝視」というなんとなくの意識があったのですが、それってただの思い込みですよね?と自分の意識の問題であることに気が付いて催眠療法に興味が湧いてきました。

(過去に心の世界や魂やそういうものに対する抵抗感や否定をしている時期がありました)
 
前世についても面白いと思いつつも懐疑的だったのですが、それぞれ面識のない三人から同じ前世の話をされるという体験をして
「あ、これは思い込みとかじゃなくて本当に何か『ある』んだ」
と気持ちが信じる方向にシフトしていきました。
 
※そのお話はこちらに↓
 でも言われただけで、自分で見てないのでなんとも言えない部分もある。
じゃあ自分で見たら何か変わるかしら?
でもそんな、自分で前世を見る方法なんてあるの?
 
あるんです。
 
ということで前世療法。
 
YouTube等で誘導の音声を聞いたことはありました。
これがもう、心地よいくらい安眠してしまう。
100発100中、横になって全身を弛めた後に記憶がなくなっています。
 
見えないこと、眠ってしまうことにも意味があるとはいうけども、暗い部屋で体を横にして目を閉じていると寝てしまうのだから仕方ない。
前提として睡眠時間が足りていないのかもしれません。
前世?そんなことより睡眠だ、と体がおっしゃっている。
(昼に座ってやればいいじゃん、というのに気が付いたのは案外最近です。それでもとりかかれる時間が夜だから脳疲労でつい寝てしまうのです。向いていなさすぎるふとん1ふとん3
 
ひょっとして、経験のないことを自分で行おうとするからできないのかもしれない。
これは一度どんな感覚なのかをプロ監修の元覚える必要がある。
 
と思い、近くにあるクリニックでヒプノセラピーを申し込んできたのでした。
 

 

  初前世療法。まずはカウンセリングから

 

全く何もなく「前世みてーなー(鼻ほじ)」と行ったわけではありません。

今でこそ悩みの少ない人間ですが、かつては苦悩する少女だったわけです。

当時解消したと思っていた悩みが、時々フッと浮いてきて、そしてまた消えて。

今はそこに悩みというほどの思いを抱いていませんが、もやもや~とした残留物があります。

充分向き合ってきたのでそれを見ないふりして蓋をしていくこともできますが、どこかで「納得」したいという思いがありました。

悩みに原因となるものが見あたらないからどこかで落とし込むポイントがほしい。

前世は不確かなものかもしれないけど、「前世○だったのか、じゃあ仕方ないな」で自分を納得させられるならそれも良いと思ったのです。

 

・・・というところで先生につらつらと気持ちを語ります。

あまり悩みがなく、あっても自己解決してしまうので人に悩み相談すること自体がとても新鮮です。

 

「催眠にかからないかもしれない」という不安があったものの、事前に簡単なテストをしてもらうと「めっちゃ催眠かかってる」を可視化できたのでもう委ねることとしました。

 

 

椅子にもたれて目を閉じ、全身を緩めて、体が重たくボ~っとしてくるのを感じます。

 

花畑にいる自分をイメージし、どんな花か?どんな風景の中か?周りにはほかに何がある?とイメージ→質問→答えるを繰り返していきます。

 

だんだん自分の妄想なのか、どこから湧いてきたイメージなのか、あいまいになっていきます。

体には深い瞑想に入ったときと同じ感覚を感じました。

そこに肉体が「ある」んだけど「いない」。なんとも言えない感じ。

 

あ、瞑想とそんなに変わらないのかも、身構えていたけど結局は自分の意志次第だ、と体が理解していくとどんどん催眠状態に入っていくのを感じました。

 

「目の前の階段を下っていきます。どんな階段ですか?」

 

今まで誘導瞑想などではこの階段、ほぼ毎回「屋内で、白いシンプルな階段に絨毯が敷いてある」だったんです。

(一度階段がつるつる過ぎて降りるのが怖くなったので絨毯を敷きました)

 

でも今回はなぜか

「屋外、山。丸太を切って作った遊歩道」

が意識もせず見えてきたのでした。

 

もしやすでにカウントされる前から前世のターンに入っている?

なんか貧しくて野趣あふれる階段だぞ…私はおそらく貧しい出の者だったに違いない…

 

そう思って階段を下りきり、見えてきた風景。

 

「足元を見てください。そんな床ですか?足には何かはいていますか?」

 

そこは大理石のような床で、足にはきれいな革靴を履いていました。

 

にっこりはてなマーク

 

てっきり床は地面、足はボロボロの草履か布靴をイメージしていたのに

思ったよりきれいなものが見えていた。

 

この時点で「見える(感じる)もの」と「自分の意識」が同時に二つ存在していることに気づいて面白くなってきました。

夢でたまにあるメタ認知みたいな印象です。

 

見える、聞こえる、感じる、わかる、など人それぞれいろんなパターンで前世をみていくそうなのですが、私は「やや見える」と「わかる」なんだな、と思いました。

 

「やや見える」は解像度としては明晰までいかない普通の夢くらいの感じです。

「わかる」は説明が難しいのですが、「わかる」んです。説明になってない。

 

瞑想の時、これまで何度か「あ、わかった」という突然何かを理解する瞬間があったのですが、あれは悟りのようなものらしい。それに近いような・・・いやどうだろう・・・

「あーあれね」と思い出す感じとはまた別で、どちらかというと夢の中で設定を思い出す感覚に近いです。

 

妙にSFチックな夢を見た時、モンスターを倒す局面に突然意識が現れても、そこまでの過程や背景を把握している感じだからメタ的に焦ったりはしない。

登場人物の私も「あー、そういうことね」とはならず、その状況に最初から馴染んでいるし、それを別な層で見ている自分がいる。

 

私の催眠状態はそのくらいの距離感でした。

 

 

<2>へ続きます。

 

 

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