前世療法、見えてきたものが自分の意識と違って戸惑う というところが前回でした。
先生に「足の上、服はどんなものですか?どんな素材ですか?」と質問されるたび、おぼろげだった革靴の足が子供の足だということに気が付いて徐々に見えてきます。
茶色い革靴に、ツイード風の毛織物の短いパンツ、クリーム色の厚地のシャツを着ている細い少年です。
今は10歳だ、と浮かんできます。
「どこの国?いつかわかりますか?」とどんどん質問してくる先生。
えっそんなのどうやって知るの??
と思ってたら「わかる」の感覚が突然やってきて
「1926年 スコットランド」
であることがパッとわかりました。
そこから家の中のことや自分の部屋のこと、お気に入りのことや苦手なものがふわぁ~と出てきます。
「家族の集まる食卓にいってみて」と言われ、あんまり乗り気じゃないけれど向かいました。
少年、あんまり家族のことが好きじゃないらしいのです。
プライドが高くてちょっとうるさい母と姉、
自分には優しいけれど物質主義的な父、
体格が良くてスポーツマン的な年の離れた兄二人。
あとお手伝いさんの小太りのおばちゃん。
みんな「火」って感じだけど自分だけ「水」ってくらい性格も体格も違った。
家族がいるところと、じぶんがいるところの世界がいつも違うような気がする。
家族だけど、群れの仲間になれない感覚があったのです。
(でもおばちゃんは結構好きだった)
質問をされてもここにいると言葉がつまって答えにくくなる私。
先生に「向かいに座っているお姉さんと意識を交代してみましょう」と言われ「そんなことできんの!?」と思いながら交代しました。
できた。
少年の名前はフレッド。(あとでAlfredだとわかりました)
髪は薄い茶色で顔にはそばかす。やせっぽちで小さい。
少し年の離れた姉からは「静かで何考えてるのかわからないし、動物とか植物と話してるし変な子」だと思われていました。
わりといじめられっ子体質というか内向的な子だったのですね~。
家族が比較的エネルギッシュなのでついていけない感がありました。
兄さんたちはみんな体格が良いけどなんで自分はこんなに違うんだろう。
みんなが同じ事をしているのにそれに参加する自分はなんでいつも違う所から来た人のような居心地の悪さがずっとあるんだろう。
というように家族が嫌いというよりいつも居心地の悪さがあったみたいです。
青年期が私の悩みの肝だったのかなぁ…ということがあり省きますが、
やりたいことをやれない、自由になりたいのに結局レールに乗ってしまう日々でした。
外から見ると「家が小金持ちで安定した仕事もあって、何贅沢言ってんのよ」となるかもしれません。
でも悩みは人と比べるものではないからね。
次の場面は60歳。
この時のフレッドさんは幸せいっぱいでした。よかったよかった。
自分で育てた花に囲まれた小さい家に住んでいました。
庭に椅子を出しそこで本を読む。隣には大きな犬(ロブくん)。
元々住んでた大きい町からは少し離れた田舎暮らし。
この暮らしが何より素晴らしくて良い老後だな~と思っている。
本を読んで、趣味の文章を書いて、音楽を聴いて。
花を愛で季節を感じて自然に心を寄せ祈りと生きる。
そんな生活の中で、庭で土いじりをしているときに心臓が苦しくなって倒れて亡くなりました。
犬のことだけ心配だけど、わりといい人生だったと思っているフレッドさん。
……なんというかあまりにも思っていたのと違いました
貧乏でもないし、こっぴどく愛情に飢えたわけでもトラウマもない。
わりと自分の事を幸せだと思っている。
もっとドラマチックなことがあるのではと思っていたけどそれなりに良い人生でした。
他の方の体験を読んだりすると、悲しいことが起きたりドラマのようなことが書いてあるのでちょっと拍子抜けな部分もあります。(かなり構えていた)
まぁー今の私がこんな感じで悩みつつもハッピーに生きてるもの、直前の人生もそんな感じよね。
もしかしたらもっと遡って違う人生では桁違いにドラマチックなのかもしれませんが。
一番この人生で「あ!!!」と衝撃を受けたのが、悩みの核心ではなく、出来事でもなく、
「最後に飼っていた大きい犬の生まれ変わりが、私が17年間一緒に過ごした犬だった」
ということでした。
この時は涙が出ないんだけど、この後中間世で犬と再会して干からびるほど泣きました。
い、犬〜〜〜!!
続いては中間世で犬とフレッドさんとハイヤーセルフと会う話です。
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