皆さま、こんにちは。
清荒神の『風雷堂』の林明鏡です。
毎年、5月18日は甲山の神呪寺(かんのうじ)の如意輪観音御開帳 の日です。
一年のうち、この日だけなので、なるべく予定を空けて参拝させて頂いています。
今回で5回目になりますが、今年は親しい友人二人を誘って、三人での参拝になりました。
この日は珍しく屋台が出ていました。
まずは道路を下って、こちらの仁王門から入ります。
扁額には武庫山 と書かれています。
甲山 と呼ばれる前は 武庫山(むこやま)だったのでしょう。
そこから階段を登って上がりますと
正面に本堂が見えてきます。
甲山が美しいです。
甲山 神呪寺 (甲山大師)
真言宗御室派別格本山
(パンフレットより転載させていただきます)
甲山の名の由来は、神功皇后が新羅遠征後の二百年頃、武庫の地によられたとき、この甲山を霊地であると感応され、国家平安守護を御祈願して山頂に金甲冑、弓箭や宝剣等を埋められたと伝わっていることや、山の姿が兜に似ていることから、この名が付けられました。
その甲山の中腹にある当山は、第五十三代淳和天皇の御妃であられた眞井御前が、宮女二人と共に満三年間の厳しい修業を経て、天長八年(八三一)十月十八日、師と仰いでおられた空海を導師に迎えて神呪寺を開創され、その同日に空海から如意尼という僧名も授かりました。
手水舎
ありがたいことに、この日は神呪寺の秘仏を間近で拝観することができます(午前9時から午後5時までの間)拝観料は無料です。
年々参拝者が増えてきて、今年は土曜日でもあり、大勢の方々で並んでいました。
大師堂の御本尊 弘法大師坐像
鎌倉時代の作で、弘法大師五十八歳のお姿と言われています。また、甲山のお大師さんとして広く信仰を篤めています。
こちらのお大師さまは、とても優しい顔立ちで、年に一度の御開帳という事もあってか
「よう来た、よう来た」 と喜んでおられるように感じました。
本堂の御本尊 如意輪観音坐像
天長七年(八三0)に弘法大師が如意尼のお姿を写して桜の樹に彫られたという秘仏です。
日本三如意輪観音と言われています。
(河内の観心寺、大和の室生寺 とともに)
このパンフレット以外にも弁財天像や役行者像、大黒天像など、神呪寺所蔵の貴重な仏像も拝観できます。
御朱印を頂戴しました。
右側は甲山のお香です。
展望台からの景色
神呪寺からの帰り道に、友人の1人が
「廣田神社⛩️に参拝した事がないので、行ってみたい」
との事で、ご案内させていただきました。
私もちょうど初穂講の年会費を納める用事がありましたので、社務所に伺いますと
このようなお守りが目にとまりました。
廣田神社の御神宝である剣珠をかたどったお守りです。
今年の5月からお見えしたそうで、災難除けの御利益があるとのことです。
「このお守りを持ちなさい」
と言われたような気がしました。
この日は気の合う友人と、美味しいランチを食べて、神呪寺と廣田神社に参拝して、楽しい「大人の遠足」のようでした。
カフェ グリーン