1/25 人間国宝清水卯一の青瓷茶碗と井上萬二の白磁緑鳳凰彫文水指が出品 | アートギャラリー名工

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アートギャラリー名工、WEB管理担当の渡辺です。


人は年を重ねると暑さは感じにくくなり、

逆に寒さを敏感に感じるようになると聞きます。


我が家では御年75を過ぎた父と、3歳の娘がおります。

その年の差、70年以上です!


乳は毎朝6時前には起床をし、

3歳の孫のために、

リビングのファンヒーター2台をMAXに稼働し

そしてエアコンの温度を30度にし

部屋を暖めるのがマイジョブだと思っております。


私は5時半に起床し、ワンコのお散歩に行くのですが

6時過ぎにワンコと帰宅すると、

リビングはゴーゴーという音と共に

ムワ~とした熱さが私の顔を刺激します。

ワンコは若干ハァハァ気味・・・(*´Д`)


恐る恐る父に「寒い・・・?」と聞くと

ドテラを羽織った父が


「おう!!ここは南極かと思うぐらい寒いからな、

○○(娘の名前)のために部屋を暖めてやったぞ」


と、どや顔で。


テレビの横にある温度計を見ると26度!


7時に娘を起こしに行き、二人でリビングに来ると

温度計は28度を指す。もう気分はアロハ!でも父はドテラ。


娘は一言。「暑い・・・」小さいな声で呟きました( ̄‐ ̄*)

だよな・・・。可哀想に娘よ。

こっそり窓を開け、娘のパジャマを脱がす。


オトウサン。アツイノデヒーターキッテクダサイ。


毎朝父と娘の攻防戦。


温度差と年齢差・・・。怖いものがあります。



さてそれでは、先週沢山の新商品を撮影しておりましたので

本日は皆様にご紹介したいと思います。



人間国宝 清水卯一作の青瓷茶碗です。



清水卯一は重要無形文化財「鉄釉陶器」の保持者に認定され(いわゆる人間国宝)、

翌年には紫綬褒章も受章されています。

また、海外でも評価が高く、ブリュッセル・プラハ・イスタンブール等の陶芸展で

グランプリを受賞されており、世界的な陶芸家と言っても過言ではありません。


清水卯一は、第二次世界大戦後、敗戦した日本の人々に

心やすまる、温かみのある作品を観ていただきたい

という想いから焼き物を制作するようになったと言われています。


人々の心に感激を与える作品を生涯追求し、

土と釉薬にこだわり作陶を続けました。


清水卯一は昭和45年に拠点となる京都五条坂から

滋賀県湖西地方の蓬莱山の麓に工房を移し

自分の納得のいく土と石を探し求め、

出土した土を自分で製錬し、石も粉砕し、

それらを振るいにかけて釉薬として用いたと言われており、

土から釉薬まで大変なこだわりを持ち続けました。


その後、精力的に作陶を続け、様々な公募展に出品し、

生涯で多くの受賞歴を持った作家の一人であると言われています。

まさに日本が誇る代表的な陶芸家です。


その中でも特に評価が高いのが青瓷と言われており

今回出品した作品も、穏やかな薄青色に

荒々しい貫入が神秘的さを放つ見事な上りの作品です。


商品の状態は総じて良好で、共箱・共布が付属されております。

コレクションの一つとしていかがでしょうか?


商品の詳しい画像は当店のオークション会場でご覧くださいませ。


こちらの商品は1月28日(日)21:33に終了予定です。(自動延長あり)

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p590338521?u=%3bmeikou_jp



そして次の作品は


人間国宝 井上萬二の白磁緑鳳凰彫文水指です。



井上萬二は佐賀県西松浦郡有田町出身で、

実家は窯元であったが軍人を志し、15歳で海軍飛行予科練習生となりました。


翌1945年に復員し、父親の勧めで酒井田柿右衛門 (13代目)の元で働き始め

修行7年目の1952年頃に奥川忠右衛門の作品に衝撃を受け、

門下生となり白磁や轆轤の技法を学びます。


1958年に酒井田柿右衛門窯を退社し、

県立有田窯業試験場の技官として勤務を始め、

その傍らで独自の意匠や釉薬の研究に励みました。


1969年には、ペンシルベニア州立大学から有田焼の講師として招かれて渡米し、

その後、ドイツなどでの個展や2002年3月のモナコ国王の在位45年記念の展覧会など、

海外での活動にも多岐にわたっています。


1968年、第15回日本伝統工芸展で初入選を果たし

その後、1977年に全国伝統的工芸品展通産大臣賞、

1987年には第34回日本伝統工芸展で文部大臣賞を受賞し

1995年5月31日に重要無形文化財「白磁」保持者に認定、

1997年紫綬褒章を受章するという輝かしい功績を残しました。


華やかな有田焼の中で、一切の加飾に頼らず、やわらかで滑らかな造形だけで、

端正さ、温かさ、凛(りん)とした風格を表現する白磁を追求する井上萬二は

有田焼ろくろ成形の名手、白磁の第一人者を言えるでしょう。


今回出品された作品は丸みのある白磁の水指で、

井上萬二の白磁の醍醐味であるなめらかな質感の地に彫りが施され、

緑釉で描かれた鳳凰文が爽やかに彩る逸品です。


商品の状態は総じて良好で、共箱・共布2枚・栞2枚が付属されております。

コレクションの一つとしていかがでしょうか?


商品の詳しい画像は当店のオークション会場でご覧くださいませ。


こちらの商品は1月28日(日)21:30に終了予定です。(自動延長あり)

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p590338513?u=%3bmeikou_jp



当店だけの特別価格で発売しておりますので

この機会をどうぞお見逃しなく!



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