アートギャラリー名工、WEB管理担当の渡辺です。
先週末から日本各地で警戒されていました台風21号ですが
昨日ようやく太平洋沖に進んだそうです。
各地で大きな爪痕を残した台風21号。
浸水や強風による被害も多かったと聞きます。
昨日の朝方に、近所の交差点へ冠水の様子を見に行ったのですが
県道に沢山の車が路肩に放置され、
川が氾濫し、地下水が吹き上がり、
一面海のような道路を見て恐ろしくなりました。
私はたまたま月曜日はお休みを頂いていたのですが
昨日出社した皆様は、本当にお疲れ様だっただろうな、と推察します。
各地の被害も一日も早く復旧されますよう、心よりお祈りいたします。
さて、先週沢山の新商品を撮影しておりましたが
中でも個展に出品された名品が入荷されましたので
皆様にご紹介したいと思います。
【個展出品作】十二代三輪休雪初咲水指
<状態> 総じて良好な状態です。
<付属> 共箱、共布、共袋、栞、イベントのカタログ
<サイズ> 高さ16.5cm・幅21.5cm・奥行き20.5cm
こちらは萩藩の御用窯を務めていた由緒ある窯元、
「三輪窯」の十二代休雪が制作した初咲水指で
個展にも出品されました大変貴重な作品です。
三輪壽雪(十一代休雪)の長男として生まれた十二代休雪(本名 龍作)は、
ともに人間国宝の伯父の休和(十代休雪)と
父壽雪の間近で早くから萩焼固有の素材と技法に親しんでいました。
萩焼の近代的発展に大きな役割を果たした伯父と父の志をよく理解しながらも、
彼は萩焼の伝統的規範にとらわれることなく、
自己内発的感覚のもと、独自のオブジェ陶に制作活動を繰り広げてきました。
父親譲りの大胆な白釉使いと己の個性を融合させて新しい萩焼を導き、
世界的に評価される人気陶芸家となった龍作の作品は、
私達の情感を激しく揺さぶってきました。
それは人々の心の奥深いところにある「情念」を
包み飾らず可視化した休雪のかたちが、
人間の存在意義に対する
より切迫した感興を呼び起こさせるからでしょう。
お写真でも分かるように大変厚みがあり、萩焼らしい重厚感が感じられ、
是非とも自慢できるコレクションとしてご愛蔵して頂きたいと思います。
他にも常滑焼の名手である、人間国宝三代山田常山の作品など
素晴らしい逸品が沢山出品されますので、
この機会をお見逃しなく!!
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