6/5 柿右衛門・加藤卓男・各務切子など続々出品! | アートギャラリー名工

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アートギャラリー名工、WEB管理担当の渡辺です。


先日、自宅で大掃除をしておりましたら

二十数年前の私の結婚式のアルバムが出てきました。


私も旦那さんも二十数年後には見事な変身を遂げております・・・( ̄‐ ̄*)

あまりの変貌に馬鹿笑いしちゃうほど。


その私の馬鹿笑いっぷりに、

近くにいた2歳10か月の娘が慌ててやってきました。


アルバムを抱えて大笑いの私を見て

娘は、アルバムに目を落としました。


「これ、誰?」


娘は聞きました。


「ママの結婚式のお写真だよ」


私は即答すると、娘は驚愕の一言。


ママがいないよ


・・・・・・・・・・・いるよ。これだよ怒る


過去の自分を指さすと、


・・・これはママじゃない。


( ̄□ ̄;)!!   ←私


娘に否定されたのは、過去の私か現在の私か。


横で腹を抱えてヒーヒー笑っている旦那さん、

あんたも変わってるんだからねっ!(怒)


・・・ということで、


月日は残酷なり


と身をもって体験した私でした。


それでは先日撮影しました商品を今日はご紹介したいと思います。

商品の写真は一部抜粋していますので

詳しい商品画像に興味を持って頂ける方は

後日出品されるオークションをご覧ください(^-^)/


オークションストアはこちらからどうぞ!



テレビ東京の人気番組、

「開運なんでも鑑定団」でもご紹介されたことがあります、

重要無形文化財「三彩」保持者(人間国宝)の

加藤卓男の正倉院復元三彩神馬です。


加藤卓男は長年の試行錯誤の研究の末、

ペルシア陶器や正倉院三彩の技法を復元し、

ラスター彩、青釉、三彩、ペルシア色絵など

伝統と独創の融合した作品を制作するようになりました。


また宮内庁の依属で正倉院三彩の復元作業も手掛けており、

こちらの作品は、その正倉院御物の三彩神馬を見事に復元した作品です。

振るとカラカラと音がしますが、見た目は全くの無傷です。

とても高額な作品として知られる作品です。




急須の名手である人間国宝三代山田常山の長男として生まれ、

その技を継承する四代山田常山(絵夢)の朱泥の急須です。


四代山田常山(絵夢)は、無駄のない端正な姿と、使い心地の良さ、

使い込むほどにしっとりとした輝きを放つ朱泥による作品を制作されています。


常滑焼は日本六古窯の1つで、平安時代末期、800年以上の歴史があります。

元々無釉の雑器が有名でしたが、

桃山時代に茶の湯の影響を受け、茶道具も制作されます。


また、地元愛知県の人はご存知の方も多いと思いますが

盆栽鉢や招き猫も盛んに作られています。


常滑焼は吸水性・通気性に富み、永く使うほど風合いが出てきます。


今回発売した商品は、常滑焼独特の土肌に、なめらかな器形のフォルム、

素朴な質感のなかに洗練された上品さが窺えます。




大徳寺12代管長の方谷浩明老師による書付共箱が付いた

各務錦江作の江戸切子の茶道具の水指です。


大胆なカットが織りなす光の芸術品で

レトロモダンな雰囲気を醸し出すデザインと

艶やかな煌めきをご堪能いただけると思います。


重厚感もあり安定したフォルムで、直径も20センチ以上ある大型です。


本体の内側に若干使用による傷がありますが、

表側のカッティングにより目立つことはなく、

漆黒の塗りの蓋も傷もないので、総じて良好な状態です。




備前焼の人間国宝伊勢崎淳らに師事した、

現代備前焼の作家の中でも特に人気のある隠崎隆一の耳付花器です。


備前焼は当店でも人気の作品で、

岡山県備前市伊部一帯で焼かれる陶器の事です。

1000年近い長い歴史を持つ備前焼は、

桃山時代より、侘び寂びを重んじる茶人たちに愛された名品として

今でも大変愛された工芸品、美術品です。

 

隠崎隆一の制作する備前焼の魅力は、味わい深い土肌と

ユニークでモダンな造形感覚にあると言われており

国内外からも大変注目されている陶芸家の一人です。


こちらの作品も釉薬を使わず、力強い土色の窯変が素晴らしく

ユニークで荒々しいフォルムが見事な作品です。




こちらは十四代酒井田柿右衛門の一輪挿しです。


酒井田家は肥前有田の大変伝統ある名門の陶家です。

初代酒井田柿右衛門は赤絵の創始者と言われ、

その技法は江戸時代から370年以上も継承されています。


柿右衛門の素地は、柔らかくて温かみのある乳白色で

その歴史は17世紀に有田泉山で白磁鉱が発見され、

日本で初めて磁器の焼成に成功したのが始まりと言われています。


その後、有田柿右衛門の磁器は、ヨーロッパ等への輸出によって広がり

より白く傷や歪みのない素地を作る技術も急速に発展し、

柔らかい乳白色の素地の上に余白を残し、

繊細な絵付けをしたデザインの作品が作られるようになりました。


その後、乳白色の素地だけでなく、

青味を帯びた白磁や染付を用いた素地にも、

同じような雰囲気の色絵を施したものが作られるようになりました。


柿右衛門様式の色絵磁器は、江戸時代から国内や国外でも高く評価され、

当時のヨーロッパの貴族は、宮殿や邸宅を飾るために

柿右衛門様式の色絵磁器を競って手に入れようとしたそうです。


十四代酒井田柿右衛門は、1934年に十三代の息子として生まれ

多摩美術大学日本画科で日本画を学び、

卒業後に父親に弟子入りします。


下積みを重ねたのちに、父と祖父が蘇らせた「濁手」の技法を学び

1982年に、父の死を受けで十四代目を襲名。

翌年アメリカ合衆国で

「クローズ・アップ・オブ・ジャパン・イン・サンフラシスコ」

にて海外で初出品し、

サンフランシスコ市長から名誉市民号を贈られます。


「十四代目柿右衛門展」は国内だけでなく海外で高い評価を集め

2001年に重要無形文化財「色絵磁器」の人間国宝に認定されます。


今回出品します作品は、

柿右衛門様式の代表的な図柄として

江戸中期より受け継がれている文様のひとつ「梅鳥文」です。

文様の赤い梅の花と緑と黄色の鳥は、絶妙なバランスを保ち、

また梅の枝先は全体に広がりを与えています。

そして美しい曲線の器形は、柿右衛門様式ならではの

真っ白な余白によってこの文様を引き立てています。


状態も大変良く、共箱と栞が付属されています。




河村蜻山を師にもち、伝統工芸展や日本工芸展を中心に

多くの賞に輝いている鈴木三成の青瓷花生です。


青磁に魅了され、青磁の研究に没頭した鈴木三成ならではの

大変素晴らしい作品を撮影することが出来ました。


柔らかい曲線が美しい花生に、均一に厚くかかった青瓷釉が、

格調高い透明感のある青色の色彩を放っています。

澄んだ水のような爽やかな青色に、お花も映えることと思います。


共箱と栞が付いており、状態も大変良好です。




以上が先日撮影した商品の一部です。

後日当店のオークションストアに出品されるはずですので

是非チェックしてみて下さいね。



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