5/16 新商品ご紹介☆萩焼唐津焼色鍋島焼輪島塗など | アートギャラリー名工

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アートギャラリー名工、WEB管理担当の渡辺です。

まだ5月というのに、この蒸し暑さは一体なんなのでしょう( ̄‐ ̄*)

衣替えもまだというのに、

クローゼットからTシャツを引っ張り出しております。

暑い季節になると、ダイエットすれば良かったと後悔する毎日です。


先月から当店の事務所には

沢山の出品予定の商品が保管されています。


現在少しずつ写真撮影を進めていますので

お時間のある方は当店オークションストアを見てみてくださいね!!


さて!先日撮影しました商品ですが

昨日、登録スタッフに画像をバトンタッチしましたので

近日中にUPされる予定です♪


まずは「鉄絵」技術で、昭和61年春に重要無形文化財保持者に認定された

田村耕一の「ほたるぶくろ文茶碗」です。


鉄絵とは、 酸化鉄を含む絵の具または釉(うわぐすり)で絵付け をした陶磁器で

絵付けの部分が黒褐色・赤褐色などを呈します。


今回出品予定の作品は、

平成26年日本橋三越で開催された

「一服の世界―近現代の茶道具―」に出展した代表作です。




こちらは十二代 今泉今右衛門の「色鍋島更紗文花瓶」です。

十二代 今泉今右衛門は、祖父である十代、父である十一代の教えを受け継ぎ

大変研究熱心で、近代色鍋島の復興に生涯を捧げた名工と言われています。

1967年には色鍋島の技術に対し、紫綬褒章を受け、

1972年にも勲四等旭日小綬章を受けています。

さらに1975年には、「色鍋島草花更紗文花瓶」を、

天皇・皇后両陛下アメリカ訪問に際し、

大統領夫妻への御土産品として制作されました。


こちらの花瓶は無傷で高さが23cmある、とても存在感のある作品です。




萩焼の窯元、山口県指定無形文化財萩焼保持者、

波多野善蔵の萩茶碗です。

萩焼は「萩の七化け」と言われ、使えば使うほど風合いが変わっていきます。

こちらの萩茶碗は自然な土色に白釉薬の掛かり方が美しく、

萩焼の名工の技術の高さが感じられます。


波多野善蔵は、現代工芸界の重鎮であった

吉賀大眉に師事して作陶の幅を大きく広げ、

伝統的な古萩茶陶を追求した優れた技術に定評がある作家です。

釉薬を掛けずに焼き上げて鮮やかな橙色に発色させる

「緋色」という技術を考案作家としても有名です。




続いては西岡小十の絵唐津茶碗です。

西岡小十は「古唐津の神様」と言われる唐津焼を代表する名工です。


西岡小十は1953年、36歳の頃から古窯址発掘をを行うようになり、

陶片の美しさに心奪われ、

1966年から陶芸家の道を志し、作陶を始めます。

唐津焼の陶片の美しさに魅了された西岡小十は、

廃窯した唐津焼を再現したい、という気持ちを持つようになり、

唐津焼再現のために、200近い古窯址を発掘調査されました。


そもそも唐津は、

桃山時代から茶陶を焼くための御用窯として存在しており

幕府にも多数献上品が作られたため、

献上唐津と呼ばれるようになりました。


「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、

茶人好みの器を焼いてきたことで知られる焼き物でしたが

明治維新によって、藩の庇護を失った唐津焼は急速に衰退し、

多くの窯元が廃窯となりました。


西岡小十は多くの古窯址を発掘調査した経験やその情熱で

1971年に小山冨士夫氏の指導により

割竹式登窯「小次郎窯」を唐津衣干山に築窯し、

唐津を現代に蘇らせるという大きな功績を残しました。


その後、長年の古唐津研究により

絵斑唐津や梅華皮といった古典技法の復元に成功し、

特に目立った受賞歴はありませんが

(一説には辞退されたとも言われています)

言わずと知れた現代唐津焼の第一人者であります。


出品しました作品は、少々小ぶりで古唐津の佇まいを感じさせる

優しさと力強さを合わせ持った秀逸な茶碗 です。




輪島塗の名工、東恒博の作品で、

輪島ならではの加飾の技法・沈金で制作しました寿松の台付き二重箱です。


寿ぎの華やかな雰囲気を、扇を連想させる松葉を重ねることにより

「寿ぎが度重なる」の意を表しているとか。


「のみ」で彫った繊細な線が、互いに交差するのは、

輪島の高度な技術力のあらわれとも言われ

また、漆の塗厚が十分でなければ深彫りできず

この技術力は生かされません。


漆の肌に刃先で彫り込んだ繊細な線画で、自在な加飾ができる沈金は、

しっかりした下地にささえられた厚みのある上塗りの、

輪島ならではの高い技法だと言われています。


今回出品される商品も、輪島塗の漆黒に沈金の金が映える、

まさに輪島塗りらしい重箱です。


輪島塗に使用される木地には、長期間のご使用にも耐え

変形しないように吟味して選ばれた天然木を使用し、

何層にも重ねられる下地は、高度な技術で仕上げています。


ただ表面がまるで鏡のように美しく、傷がつきやすいとも言われ

気を付けて使っていても、

陶器やガラスに当たったり、金属に当たったりすると、

小傷が付いてしまう事もあります。

(この小傷も味になる場合もあるのですが)

その際は輪島のほうに修理に出して頂けると、美しくよみがえります。

そういったメンテナンスを繰り返しながらも、

「一生もの」といわれる程、末永くご愛用頂けるのが輪島塗です。




以上が今回撮影しました商品画像の一部です。

近日中に出品されることと思いますので、

当店オークションストアをチェックしてみて下さいね♪



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