娘(中3)息子(中1)2児の母です。

習い事をきっかけに息子が小6で『PTSD』

診断。その後、二次障害で『強迫性障害』

発症。息子、小6秋から不登校になり、

続いて娘も不登校に。



習い事のはじまり〜今までの

日常で辛かった事、子供たちとの関わりを

お話させていただいています。



子供たちがまた、心から笑って

過ごせる日を願う母の日記です。



前回のお話

はじまりの続き その1『あの頃が懐かしい』 



1番最初のお話

はじまり『あの頃は楽しかった』 




本格的な技術を身につけるために

更に上のチームへ上がった息子は

先生も変わり、指導内容も変わったせいか

今までの楽しいワクワクする気持ちプラス

良い意味での緊張、集中、やる気を感じさせていた。


まだクラスが変わったばかりもあり

新しくなった先生は、子供たちの実力

性格を試す内容の練習もしていた。


小3の子供たちでも、ピシっ!と

自然とする雰囲気でもあり、時には笑顔が

見えたりもする新しい先生との練習だった。


新しいチームの先生は、生真面目で

教室の中では一番と言っていいくらい

面倒見は良いが、どちらかと言うと

取っつきにくいタイプの先生。だけど、

話をしてみると優しさも感じる一面もあった。


その先生に教わっているのは

息子たちだけでなく、中学生もいた。


その中には日本ジュニア強化選手の中学生が

数名いたりと、息子が通っている教室は

全国でも名の知れている教室でもあった。



ある日の練習日。


笑顔で中学生たちが笑って過ごしている所に

息子を教えてくださっている先生が

練習場所に現れた。と同時に中学生たちから

笑顔が一瞬にして消え、何とも言えない

緊張感が保護者である私たちにも

しっかりと伝わってきた。

その様子を見て私の背すじが無意識にピンと

伸びていた。


それだけの選手を育て上げるからには

それなりの厳しさがあるんだろうな、と

感じた瞬間だった。


その後、大会が近づくに連れ

息子たちよりも中学生たちが

先生に怯えながら返事をする姿があった。


その姿を目の当たりにした瞬間

「いつか息子もこういう厳しさを

感じながら乗り越えていく時が来るんだろうな」

と、心の中で思った。



その時だった。

隣に座っていた保護者が私に話しかけてきた。

「あの中学生の子。今は大丈夫だけど

小学生の時に精神的に病んでしまって

病院へ通院していたみたいでね。

やっぱりそれだけキツかったんだろうね」


私は、息子は大丈夫かな?と

心配な気持ちにもなりながらも

今は、緊張感ありながらも楽しく練習を

している息子の気持ちを1番に大切にしながら

今の話を頭の片隅にしまっておいた。


そして、自分の目で確かめて

先生を信じようとも思った。



つづく