宿題をチェックするときに感じるのは,ほとんどの生徒がやっつけ仕事のように取り組んでいるなぁ,ということです。

 ま,自分も中学生の頃によく考えて取り組んでいたかというと,全くそうではなかったので,生徒たちのこの姿勢はごく普通のことかもしれません。

 ただ,そこを何とか変えていくことが出来れば,非常に効率的に物事が身について行く気がしてならないのです。

 だから,生徒には宿題に取り組む際にどういうことを考えればよいのか?ということをいつも伝えています。

 それでも宿題をやり忘れてきたり,やって来ていない生徒に,「宿題はやらなくて良いと思いますか?」と問いかけると,ほぼ全員が同じように「いいえ」と首を振るのです。

 さらに,「せっかくやるのなら,身につくのと身につかないのとどっちが良いですか?」との問いにも,ほぼ全員「身につく方が良い」と答えるのです。

 だったら,どうしたら良いのかを考えないといけないのではないかと思います。

 人にやらされるようなことが好きな人はあまりいないと思いますが,かといって気が進まない状況で取り組んでいたら,せっかく取り組んだ内容が全く身につかないことが多いのです。

 だから,やらされるのではなく,自分から宿題や課題には取り組めるように,自分の気持ちをコントロールできるようになって欲しいと思います。