ども、名人です。
今日の東京の空は、関東エリアが梅雨入りしたためか、雲に覆われています。しかし、その雲から透けてくる日差しが明るいです。
さて、本当ならば昨日書けば良かったんですが、1日遅れのブログになります。
昨日の6月21日は
「ファミリーベーシック」の40回目の誕生日でした。
ちなみに、この前年の1983年にはアーケード筐体の「マリオブラザーズ」が、そして翌年の1985年の同日に「スパルタンX」や「ハイパーオリンピック」がFC版で発売されています。
さて、このファミリーベーシックは、ハドソンがファミコンのゲームを作るきっかけになったソフトです。
私も、1981年からパソコンのベーシックを学んでいましたが、最初にこのファミリーベーシックを触った時には驚きしかありませんでした。
中でも1番の驚きは、ゲーム機に接続する事でパソコンには無いSPRITEという機能が使えた事です。
それまでのパソコンでは、ドットを使ってキャラクターを作るか、いわゆるアスキーキャラを組み合わせて作るしか無かったのです。
しかし、このファミリーベーシックには、下記のキャラが最初から用意されていて、それを指定するだけで動かす事が出来たのです。
ちなみに、初期設定はしなければいけませんが、今回は省いて上のキャラを動かす命令が
DEF MOVE(0)=SPRITE(A,B,C,D,E,F)
になります。
DEF MOVE(0)の0は、キャラの動作番号でマリオならジャンプさせる時に指定します。
そして後ろのSPRITE(A,B,C,D,E,F)のA〜Fのパラメーターには、
A キャラの種類 A=0ならマリオ
B キャラの移動方向 B=1なら上、B=3なら右へ動く
C キャラの移動速度 C=1が最速で、C=255なら歳遅
D キャラの移動距離
E キャラを文字の上に表示するか下に表示するか?
F キャラの色 A=0でF=0でならキャラはマリオ
A=0でF=1だとルイージになる
という感じなんです。
このキャラをその動きに合わせて作る事を考えれば、最初から内蔵されているキャラを使う事は、本当に簡単なんです。
ただし問題はRAMのメモリーが2KByteしか無かった事でしょうか?
2KByteは文字数にして2000文字ですので、原稿用紙5枚分しか入力出来ないのです。
この後に発売されたV3では、メモリーが倍の4KByteに増えています。
そして、このファミリーベーシックが有ったおかげで、私がファミコンに関わる事になったのです。
宣伝に異動して、最初に命令された仕事がファミリーベーシックの解説本を作る事だったのです。
宣伝部には数名の社員がいましたが、まだパソコンソフトの販売がメインだった時代ですので、私一人がファミコン担当になったのです、そのおかげで全国キャラバンで名人になるのですが…
なので、そういう意味では、私にとって重要なアイテムである事に間違い有りません。
ただ、もうファミリーベーシックの命令は忘れてますけどね(汗
では、今日も一日楽しみましょう!