ども、名人です。

 

今日の東京の空は薄曇りが広がっています。

気温は爽やかと言ったところでしょうか?

 

さて、先日の事ですが、YouTubeを見ていたら、私が昔夢中になって遊んでいたゲーム映像を見つけました。

とても懐かしくなったので、今日紹介させて頂きます。

 

それは、シャープのMZ-80B用の

「アルデバラン #1」 というゲームです。

 

ゲームとしては、最初にストーリー説明が有り

もの凄く読みづらいでしょう?

MZ-80Bはいわゆるグリーンモニターなので文字もピクチャーも全てが緑色なんです。

そして、漢字を表示する事が出来ないのでアルファベットとカタカナで表示していたのです。

 

物語として簡単に説明すると、研究所でALD7ウィルス異常反応を起こし繁殖を始めてしまったのです。

そこでベーター2ロボットを使って、取り残された研究員10名を救助するというゲームなんです。

 

そして、操作説明があります。

 

 

当時のマイコン(パソコンと呼ばれたのはこの後です)はキーボードで操作するので、「上下左右」は「UMHKキー」を

押す事で操作します。

 

そしてプレイ開始です。

 

 

 

画面左側のエリア中央からウィルスが拡散していきます。そして、人型の研究員を右上のエリアに救助していくのです。

操作するロボットは、こちらのキャラクターになります。

 

右が救助している研究員です。

そしてこのゲームの面白いところは、このロボットは研究員を押す事しか出来ないって事なんです。

 

この操作制は、後のヒット作「倉庫番」で使われましたので、皆さんにも分かると思いますが、壁に研究員を押しつけてしまうと、その後に移動させるのが難しくなったり不可になったりしてしまいます。

 

 

 

とにかく、一人一人を順番に救助していくのですが、ウィルスに汚染されてしまうとそれでゲームオーバーになってしまい、成功率などが表示されます。

 

私が、MZ-80Bを手に入れたのは1980年でした。

その当時は、こういうゲームがまだまだ少なかったのです。

パソコン雑誌などに掲載されていたプログラムを手入力していったり、販売されていたプログラムがセーブされているカセットを買ったりして遊んでいましたが、それらのゲームの中でもこのアルデバラン #1は、とにかく遊びまくっていた記憶が有ります。

 

そういう事も有って、その後の1982年にハドソンに入社したのですが、ある飲み会の時にこの話を社長にしたところ、

「アルデバラン #1」が工藤裕司社長が作った作品で有る事が分かったのです。

 

また、その時に、キャラクターを反転させるアルゴリズムを考えた時、そのアルゴリズムを使ったゲームを中本伸一さんと競う様に作って見たそうで、その時中本さんのプログラムを見て、「こいつは凄い」と思ったという話も聞きました。

 

とにかく、このグリーンモニターを見ると、その当時の事が思い出されます。

今から40年以上も前の事ですし、今、その当時のゲームを遊ぶ事は出来ないと思いますが、影像を見る事が出来るだけでも嬉しくなります。

 

で、そのYouTubeのチャンネルですが、@mz80k22さんが

MZ80K2」というチャンネルで公開されています。

 

そして「アルデバラン #1」のプレイ画面がこちらになります。

 

 

 

もし興味が有ったら、ぜひご覧ください。

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!