ども、名人です。
今日の東京の空は、青空3割に雲が7割といったところでしょうか?気温はポカポカしていて、Tシャツでないで暑いくらいです。
さて、今日は、1985年で使われていた
「巨大コントローラー」について話たいと思います。
この巨大コントローラーのちゃんとした写真は残ってません。もう少しマシな写真は、1985年のコロコロコミックの6月か7月売り号に載っていたと思いますが…
さて、この巨大コントローラーを作ろうといった発想は、もちろんコロコロコミックで連載していた「ファミコンロッキー」によるものです。
ゲーム大会に参加する人はもちろんですが、プレイを終わった人や観客として来場した人は、残り時間を見ているしか出来ません。
そんな時に、ゲームを遊ぶコーナーが有れば良いなという意見が出て来まして、ついでなら
「巨大コントローラーを体験させるのはどうだろう?」
という話になったのです。
しかし、この時点でもう5月半ば…
大会開催までの準備期間としては1ヶ月半しかありませんでした。なので、基本的な造形はお任せして、ボタンの設定や配線は私が担当する事になりました。
当時は、秋葉原を巡れば、ピッタリのボタンが有りましたからね。
巨大コントローラーは、木製で作られています。
今ならば、グラスファイバーで頑丈に作るのですが、この時はそんな時間がありませんでしたし、グラスファイバーも非情に高価だったからです。
ボタンの表面は、4面が10Cm前後で厚さ10mm程度のゴムにしました。そして、その中心には、アーケードで使われているボタンを設置する事で対処したのです。
そして、ファミコン本体を設置し、コントローラーから配線を引っ張り出してそれぞれのボタンと接続する事で配線は終わったのです。
もちろん試しプレイもしました。
多少、ボタンが押しづらい事も有りますが、まぁ、それぞれのボタンを手のひらか拳で押していくのですから、なかなかタイミングを取りづらい事も有って、ほぼ大丈夫だろうという感じで完成したのです。
また、この中に設置したファミコンは、出力部分を改造して、RFではなくビデオのRCAで出力させて、モニターへの設置は簡単に出来る様にしました。
さて、実際にキャラバンが始まってみると…
ほぼ1週間もしないうちに壊れてしまいました。
それはなぜかと言うと、ボタンを力強く叩く事で、ゴムの下に設置しているボタンが、木の台座を割ってしまい、どんどんめり込んでしまったからです。
さすがに、この時点で分かっても後の祭りです。
しかし、キャラバン途中なので捨てる事も出来ません。それ故にその後の8割での大会では、単なるディスプレイと化したのでした。
南キャラバンだと、福岡エリアの方で、かろうじて遊ぶ事が出来た人が居るかもしれないですね。
とにかく、こういう大会の計画や作成には時間を掛けなければいけないなと言う事は分かりました。(汗
では、今日も一日楽しみましょう!