ども、名人です。
今日の東京の天気は雨です。気温も低いですね。
外出する時にはコートやGジャンなどが必須な感じです。
さて、昨日の事ですが、桜田名人からこんな質問が届きました。
>桜田名人
おつかれさまです。
ご質問なのですが、「てくてくエンジェル」の迷彩色カラーを幾つか購入したのですが、個体ごとに柄が微妙に違っておりまして、もしご存じであればブログネタなどで違いの理由や、発注方法などを教えていただけたらと思いラインいたしました。
という内容です。なので本日のブログネタにしてみようと思います。
その前に簡単に「てくてくエンジェル」について紹介しておくと、いわゆる「歩数計」になります。
発売は1997年だったと思います。
歩く事で中のキャラクターが育っていくのです。
前日との歩く歩数の違いによって、キャラクターの成長具合が変わっていきます。またDSのソフト「DSてくてく日記」と連携する事も出来ました。
上の写真の様に黄色や緑色
その他に白色や球団バージョンなんかもありまして、その中に迷彩色バージョンが有りました。
で、今回桜田名人が手に入れた迷彩色はこちらの3点の様です。
確かに迷彩の模様が違いますね。
例えば紙やシールに迷彩をプリントする場合には、まず版下という原稿を用意します。
この版下を元にしてプリントするので、個々での違いは基本的におきません。
まぁ、カットする時にずれるとか、それからこれは基本的にあり得ないのですが、インクによる色味の違いが出るかもしれません。
そして、今回の様にプラスチック成形の場合ですが。
まず成形の過程を説明すると、プラスチックの原料(ペレット0を溶かして、高圧で金型に流し入れる事で形を作っていきます。
こちらがペレットです。
プラスチックですので、大きな塊では溶かすのに時間が掛かってしまいますので、約3mmほどのサイズなんです。
この過程を詳しく知りたい方は、こんなサイトを見つけましたので興味が有ったら見てください。
で、原材料のペレットは、絵の具と異なり混ぜ合わせて色を作るという事が出来ません。
もし特殊な色が欲しい場合には、ペレットを作る時に色を決める事になります。
そうして作られた色のペレットを選んで使用するのです。ファミコンのカセットが同じ色で揃っているのはこういう分けです。
そして、今回の迷彩の場合には、そのペレットの段階で2色を混ぜるのです。
上の写真の迷彩を見ると、「深緑」とさらに「黒っぽい緑色」ですので、この2色のペレットをまぜて溶かして金型に射出します。
まぜて溶かしても、色自体は混ざり合わないので、ペレットの量によってその具合が変わる事になります。
よって、その時の状態で個々に迷彩の具合が違う事になるのです。
ブログで説明すると、さらに長くなってしまうので、かなり簡潔にしていますけども、これで分かってくれると幸いです。
では、今日も一日楽しみましょう!