ども、名人です。

 

今日の東京の空は、雲で覆われているのですが、その雲が薄いのか日光が明るいです。

ちょっと残念なのは、桜の花が青空を背景に撮影出来ない事ですね。薄いピンクなので、灰色と同化しちゃうと言うか、いわゆる映えないので、そこが残念な感じです。

 

さて、昨日は任天堂さんのパッケージについて書いてみたので、今日はPCエンジンのパッケージについて書いてみたいと思います。

 

PCエンジンのパッケージは、いわゆる音楽CDと同じサイズになっています。

 

 

PCエンジンはまずHuカードが先に発売され、その1年後にCD・ROM²版が発売になりました。

 

基本的に、パッケージサイズとして様々な事を考えていたのですが、初期の頃からCD・ROM²版の発売を念頭に置いていたこと。

そして、これが最大の要因ですが、この音楽CDの型をそのまま使えばCD・ROM²版は大丈夫だし、Huカードを固定する部分だけを作ればそれで問題無い事が大きいです。

 

 

今は、簡単に型を安価に作る事が出来ますが、1987年はそれなりの型代が必要でしたからね。

 

という事で、基本的にHuカードとCD・ROM²は同じパッケージサイズで揃える事が出来たのです。

 

 

初期の問題としては、Huカードが発送時にずれてしまったと言う事でしょうか?

これは初期の頃から分かっていたので、その対処として、薄いスポンジを下に置くことでクッション代わりにしました。

 

 

私は取説を作っていたので、それまでのファミコン版のマニュアルサイズから、CDサイズになった事で、かなりデザインが楽になりました。

ただ、初期の頃は印刷手法としての制約が多かったのも事実でした。

Huカードの場合は、白いプラスチックに印刷する為に転写用のフィルムを作るのですが、そこに特殊インクが使えないのです。特殊インクと言うのは、例えば桃太郎伝説で使っていたピンク色とか金銀色ですね。

またCDの盤面にカラー印刷出来る様になったのも割と後期です。初期の頃は1色か2色のシルク印刷でした。

その後、背景全面に白色のシルク印刷を行う事でその上に4色印刷が出来る様になったのです。

とにかく、何かをする度に印刷費が上がっていくので、その費用との兼ね合いも必要なんです。

 

そんな事を考えると、割と大変だったなという思い出が蘇ってきますね。

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!