ども、名人です。

 

今日の東京の空、青空と薄曇りが半々と言ったところでしょうか?しかし予報によれば、大寒波が来るとの事なので推移に気をつけた方が良さそうです。

 

さて、先日Xにて、ファミコンの型番についてのつぶやきがありました。私もうろ覚えの中で返信しましたが、少し気になったので調べてみました。

(画像は有りませんのでご了承ください。)

 

その質問とは…

SAZABI BOØWYさん

気になる事がありまして、桃太郎伝説外伝までは、型番がHFC-**でしたが、冒頭島Ⅳの型番は、任天堂型番のHVCになっており、最後の冒頭島は任天堂扱いになっているんでしょうか??

 

という質問でした。

幸いと言いますかたまたまと言うか、当時の私はハドソンのマニュアル部隊で仕事をしていました、この型番を決める為に任天堂さんの業務部と連絡を取っていたのです。

 

まず、Xでも書きましたが、当初のファミコンの型番に関しては、それぞれのメーカーが決めていました。

ハドソンでは、「ハドソンのファミコン」と言う事で、最初の3文字を「HFC」にして、その後は基本的にはゲームタイトルの頭文字を宛てました。

例えば「バンゲリングベイ」は正式名称が「レイド オン バンゲリングベイ」なので「HFC-RB」の様にです。

 

ただし、そこまで固執はしていなくて、重なってしまえば別なコードにしてしまいます。

画像の「桃太郎伝説外伝」は桃太郎のMと外伝のGだったはずですが「HFC-MV」です。

すなわち型番は、分別出来れば良い(だけの)コードなのでした。

 

その後、何年だったか分かりませんが、ゲーム業界にPOSシステムがレジに導入される事になり、パッケージにバーコードを表示しなければいけなくなりました。

 

(食品関係で有名な話では、チロルチョコにバーコードを入れる為にサイズが大きくなりましたよね。)

 

これがきっかけで、社内データベースが構築され、ゲームの型番とバーコード、そして価格などの情報がリンクされる事になりました。

 

そして、これと同様で任天堂さんでも問題になって来たのが、1989年のゲームボーイと1990年のスーパーファミコンの発売です。

今までのファミコンの様に、メーカーが型番を決めている場合だと任天堂社内での管理が煩雑になってしまいます。

製造する工場ともリンクしなければいけませんからね。

そこで、ゲームボーイは「DMG-***」

スーパーファミコンは「SHVC-**」

に統一する事になったのです。

 

ただ、この時点では、まだファミコンは今までと変わらなかったのです。その間に発売されたのが、「FC原人」だったり「桃太郎伝説外伝」です。

そして1994年の「冒険島Ⅳ」を発売する前に、任天堂業務部内で、「ファミコンも統一した方が良いのでは?」という意見が出たのだと思います。そして、最後のファミコンタイトルが統一されたのですが、この後のタイトルが発売されなかった事で、冒険島Ⅳだけが、型番で見るとハドソンでは無いように見えてしまいます。

 

というところまでです。

当時の記憶と、最後は憶測も入っていますが、こんな事だったんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!