ども、名人です。
先ほど、Newファミコン本体に、ビデオ出力用のRCAコネクターを取り付けました。
こう書くと、
「名人は何を言っているんだ、初期ファミコンと違ってNewファミコンは最初からビデオ出力になっているだろう」と怒る方がいるかもしれません。
個人で遊ぶには充分なんですが、しかしイベントで使用する為にはこれが必要なのです。
説明は後ほどしますね。
昨年の10月にこんなHDMIコンバーターを購入したのを皆さんは覚えていますか?
これを使う事で、Newファミコンの画像をほぼ遅延無しでHDMIに出力する事が出来る様になりました。
これは、イベントを開催する為の会場の機材が、ほぼ100%に近くHDMIでの接続がメインになっているので、その為にはとても便利に使えるのです。
しかし、プレイするプレイヤーにとっては、目の前にあるモニターでの「遅延があるかもしれない」という不安は解消すべきです。
それにこのコンバーターを使うと、AVコネクターを塞ぐのでビデオ信号が取り出せなくなります。
そこで、ビデオ信号の取り出し口が必要になるんです。
このビデオ出力を付けると、こんな感じで配線を行います。
すると、会場向けのHDMI信号とプレイヤーが見るモニター用のビデオ信号が同時に取り出せる様になります。
会場内で観客が見ている映像は、多少の遅延が有っても全く問題ではありません。
そして、HDMIのデジタル信号は(ビデオもですが)、機材を接続すればするほど遅延が発生してしまうのです。
また、ビデオ信号をHDMIのデジタル信号に変換する時にも遅延が発生してしまいます。
そして、これは解消出来ないのです。どんなに良い機材を使っても、ごくわずかですが、必ず遅延は発生してしまいます。
皆さんもライブに行かれると思いますが、本人のパフォーマンスを巨大モニター越しに見る事があると思います。
その時に、モニターではかなりの秒数が遅延している事に気がついていると思います。
音と本人は同期しているので、大型モニターを見ている方にとっては、数秒の遅れが有ったとしても、違和感が出ても我慢出来る範囲なんですが、これがゲーム大会で、プレイヤー本人の見ているモニターであれば大問題なんです。
先ほどテストしてみましたが、両方ともに映像が出力されているのを確認しました。
元々がNewファミコンはビデオ出力される様に設計されているので、ファミコンからビデオ信号を取り出す事を考えれば、本当に線でRCAコネクターを接続するだけと、とても簡単な作業です。
Newファミコンの本体を開けて、基板を取り出します。
すると、AVコネクターが基板に接続されているところがあるので、その中の2カ所からビデオ信号と音声信号を取り出すだけです。
ピンの場所はこちら
下にコネクターが映っているので、基板の方向やピンの位置は分かりますよね。
これにRCAピンを接続します。
今回使ったのがこちら
1個80円でした。
ピンの中の色は、黄色と白色が欲しかったんですが、数件回っても無かったのでとりあえず色違いを手に入れました。
もしも、本体に穴を開けるのがイヤなら、こういうパーツもあります。
そこは皆さんのお好みですね。
後、Newファミコンを開ける為のドライバーも必要です。
なぜなら、特殊形状のネジが使われているからです。
という事で、遅延無くビデオ信号とHDMI信号を取り出す方法として気がついたので、早速作業をしてみたわけです。
これで、上で紹介したHDMIコネクターから出ているデジタル信号は、録画機や会場の機材、そして私や他の出演者が見るモニターに接続し、そして、ビデオ信号は直接(ビデオセレクターは経由します。なぜならFCとPCエンジンを切り替える為)プレイヤーのモニターに出力すれば、全く遅延が発生しなくなります。。
PCエンジンの場合は、これも昨年に購入した
HDMIブースター
をコアグラに使えば、HDMIとビデオ信号を同時に取り出せるはずです。
まだ実験してないけど…
という事で、真夜中のゲーム大会は、いつでも開催出来る様な準備は出来ています(w
コロナ退散!!!
願うばかりです。