ども、名人です。

 

今日の東京の空は、雲で覆われています。

窓から入ってくる風も、涼しくて、非常に心地良いです。

そして、今朝の私の体温は、36.0度でした。

 

さて、昨日もチラリと書きましたが、今日は、ファミコンの本体のバージョンの事を書いてみたいと思います。

 

ファミコンは、1983年7月15日に発売されました。

 

 

この時に発売されたのが、「バージョンA」です。

このバージョンと、他のバージョンの決定的な違いは、コントローラーのボタンです。

 

 

上の写真だと、下側がバージョンAで、上側がそれ以降となります。

バージョンAのゴムタイプの場合、ボタンが戻って来ない事が有った為、ボタンをプラスチック製に変更し、内部の接点部分のみに通電性ゴムを使用しました。

これが、バージョンBになります。

 

ファミコンのバージョン違いで、誰にでも分かる外観の違いはこれだけなのですが、実は、内部的には、私の記憶に残っている限りは、「A」から「H」くらいまで有ったのです。

 

最後のバージョンが、「G」なのか「H」なのか?

それとも「I」なのかは、覚えていません。

 

ソフト的に、一番困ったバージョンが、先ほど書いた「B」か「C」で、そのバージョンでは、キャラクターのドット絵がずれるという症状が発生してしまいました。

 

メーカーとしては、これらのバージョン全てで、デバッグが必要になった為、ゲームプログラムのバグを見つけるだけではなく、それぞれのバージョンのファミコン本体での動作もチェックしなければいけないという事で、かなりの時間を要しました。

 

その後にニューファミコンが発売になりましたが、このバージョンでは、RF端子(TVのアンテナに接続)が、AV端子(赤白黄色のビデオ端子)になりました。

まぁ、ニューファミコンが登場した時には、すでにファミコンの新作ゲームは発売されていないので、メーカーとしては、あまり関係無かったです。

 

現在のハードは、ネットに接続する事で、プログラムのバージョンアップが出来るので、いつでも最新式のOSにする事が出来ますが、2000年に入るくらいまでのハードは、ほぼ基板の変更によるバージョンアップしかありませんでした。

ゆえに、いくつかのバージョンが、同時に存在するという事になっているのです。

 

しかし、何か変な症状が出て来てしまった場合でも、ユーザーさんにどのバージョンの本体で遊んでいるのか?なんて事を聞けなかったので、そういう意味では困ってしまいましたね。

 

ちなみに、ファミコンが故障した時には修理に出すと思いますが、それが任天堂さんに修理依頼をした時には、最新の基板に変更されていたりしてました。

 

ここら辺の事も、現在では記録に残っていないので、記憶に残っている部分だけになってしまいます。

ファミコンを数台持っている方は、本体を開けて基板を見ていただければ、ジャンパー線が繋がっていたり、基板の型番が変わっているのを見る事が出来るかもしれません。

もしそんな場合には、バージョンが異なっていると思ってください。

ただ、それが、どのバージョンなのかは、分かりませんけどね。

 

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!