ども、名人です。

 

今日の東京の空も快晴です。

日差しに比べると、気温は低いですが、節分が終わったので、これから春めいてくるのでしょう。

そして、今朝の私の体温は、35.6度でした。

ちょっと低いけど、2回計測して、2回とも同じでした。

お風呂にでも入って、体温を上げようと思います(汗

 

さて、今日紹介するゲームチラシは、1995年12月に発売されたスーパーファミコン用のゲーム

 

天外魔境ZERO    です。

 

 

 

 

 

このチラシは、全8Pになります。

 

まず、私の記憶の中から思い出してみると、このゲームが作られる前に、PCエンジンのICチップや、周辺機器を作っているチームから話が出て来た中に、SFCのカートリッジの中にタイマーと圧縮チップを取り入れる事が出来たというのを聞きました。

圧縮に関しては、より多くのプログラムが入れられるのですが、ユーザーには余り関係が無いかもしれません。

ちなみに、ZEROには、40Mbitの容量のROMが搭載されていますが、この圧縮チップを活用する事により、実際のサイズは、72Mbitにもなっていました。

さて、このチップにより圧縮されたファイルがどの様に扱われるのかですが。

私は開発では無いので、あくまでも予想になりますので、それを前提で聞いてください。

 

皆さんもメールに同封するファイルを小さくする為に、例えば「ZIP」ファイルの様なファイルに圧縮されていると思います。

このZIPファイルを見る為には、一度メールから取り出して、ファイルを解凍しなければ、中を見る事が出来ません。

 

SFCでも、カートリッジに圧縮したファイルを記録する事は出来るのですが、それを動かすには、ROMカートリッジから呼び出した後、SFCのRAM内で、それを解凍しなければ動かす事が出来ません。

それはそれで良いのですが、その為には、貴重なRAMをプログラム展開用に空けておかなければいけないので、効率が悪いのです。

そこで、この圧縮チップ(この場合は解凍チップですが)を通すことで、ROMから呼び出した段階で解凍したファイルとして使う事が出来る様になるのです。

 

ROMカートリッジには、ギュウギュウ詰めの満員バスに乗っていた人が、ゲートを通ってSFCに乗り換えて来た時には、一人ずつ降りているというイメージですかね?

チップが無ければ、そのバスのままSFCにやってきて、そこで降り始めるので、バスの場所が余計に必要になってしまうのですから、どちらが貴重なメモリーを使えているかが分かると思います。

 

そしてタイマーの方ですが、これを使ったシステムを「パーソナル・ライブ・ゲームシステム(PLG)」と呼びました。

 

普通のゲームカートリッジの場合には、ゲーム機の電源が入っていなければ時間の経過は止まってしまいます。

しかし、カートリッジ内にバッテリーを搭載する事で、その内部に入れた時計とカレンダーはずっと動いているのです。

ゆえに、このZEROでは、ペットを飼うことが出来るのです。

また誕生日なども、リアルで設定出来る様になりました。

これをどうゲームで使うかはデザイナーの腕次第と言ったところですね。

 

そんな感じで、新しいシステムを導入していたのが、この天外魔境ZEROなのです。

タイトル通り、そのシナリオの時間軸は、天外魔境の前の時代になります。

約25年が経過しているので、もう内部のバッテリーは無くなっていると思います。

ゆえに、タイマーなどもちゃんと動かないかもしれませんが、もし出来るならば、SFCカートリッジは、すぐに開けることが出来るのでバッテリーを交換して遊んでみてください。

 

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!

 

タイトルが

 

PCエンジン版「天外魔境ZERO」

 

になっていたので、修正しました。