ども、名人です。

 

今日の東京の空も、白くて分厚そうな雲で覆われています。

気温も低く、先ほど外の気温計を見たら14度でした。

雨も降りそうな感じですね。

そして、今朝の私の体温は、36.0度でした。

それ以外は、いつもと変わりません。

 

さて、昨晩のクローズアップ現代+を見て頂いた方には、もっと時間が欲しかった内容なのではないでしょうか?

私も30分や1時間で説明出来る案件ではないので、こういう機会が、より多く与えてくれると良いなと思います。

 

そして、今日のブログは依存症について思っていることを書いて行きたいと思っています。

 

依存症は、たくさんあると思います。

ギャンブル依存

アルコール依存

ニコチン依存

ゲーム依存

この他にも、それが無くなったら困ると思われるのは、基本的に依存なのかな?と思われます。

 

私の様な環境の人間が、ゲーム依存について語るには、データが乏しいので、そこら辺で有能なデータを検索してみたところ、大阪大学の非常勤講師である井出草平氏が、まとめてくれていましたので、そこから抜粋させて頂くと、

 

Q.ゲームをするとどのくらいの人がゲーム依存になるの?

A.1.7%

 

この数字は、ドイツの研究で、年齢14歳〜39歳までの902人で、研究開発時点、1年後、2年後の3時点で評価した結果

 

・ゲームをプレイしていても、91.6%は依存問題を抱えない

・もともと問題がなかったのに、問題を抱えるのは15名で、これがゲーム依存の対象者になる

・安定してゲーム依存であった者は1%

こちらがゲーム依存治療対象者

・ゲーム依存でなくなった者25名

ゲーム依存に留まる者より自然に治る人の方が多い

・一時的に依存(1年後時点)だった者は16名(1.8%)

こちらも自然に治っている

 

との事でした。

この研究から井出氏が示唆したのは、

・ゲーム利用がゲーム依存につながるのは1.7%と少ない

・ゲーム依存予防の対象者が1.7%、ゲーム依存治療対象者1%がゲーム依存のターゲット

・少数なので、まずこれらの人達を発見し介入することが重要。

・一律の時間制限は9割以上の関係ない人達を巻き込む。

 

との事でした。

私も、「ゲームを遊んでいるからゲーム依存になる」のか「ゲーム依存だからゲームをしているのか」の区別はしなければいけないと思っています。

そもそも、ゲーム依存が「引きこもりになる」と言われていますが、いじめなどの問題で引きこもりになった人が、時間があるからゲームを始めたという人も多いと思うのです。

ゆえにゲーム依存を直す為には、ゲームを取り上げるだけではなく、そもそもの問題を直さなければダメだと思います。

 

番組中では取り上げられませんでしたが、今は良いとされている「読書」

そして、文化を引き継ぐと言われている「落語」も、明治時代には良くない事とされていました。

たった100年ほど前の事です。

その読書が子供に害を与えると思われていた事で、そこで生まれたのが童謡だったり唱歌だったりしたとか…

 

ビデオゲームがこの世に出て来てまだ半世紀なのですから、認められる様になるには、まだまだ時間が掛かると思います。

 

私は、この業界に関わって、まだ35年ですが、生きている間に、これらの問題が解決する事は無いのだろうなと思っています。

どんな依存に対しても、否定するだけではなく、なぜ依存になるのか?という部分も含めて、もっと考えなければいけないなと、改めて思いました。

 

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!