今回のお題目は、「変数」について書いていきます。
変数とは、「数値を入れる事が出来る箱の様なもの」です。
文字を入れる事は出来ません。
そして、この変数には、様々な名前を付ける事が出来ます。
それは「A」でも良いし、時間を入れたければ「T」でも「TIME」でも良いので、自分で分かりやすい名前を付ける事が出来ます。
IchigoJamでは、一文字しか使用出来ませんでしたので、修正します。
ここでは、変数を”A"で設定します。
そして、その変数”A”に5を入れる為には
A=5
と入力します。
”=”で繋がっているので、Aと5が等しいと思ってしまいますが、これは「Aに5を入れろ」という事なのです。
そして、この変数は、こんな使い方をします。
A=A+1
これは、Aの中の数値を取り出して、それに1を足して、Aに入れろという事です。
なので、Aに5が入っていた場合
A=A+1
を実行すると、Aの中身は6になるのです。
普段、数学の式を見ていると、ちょっと変な数式に見えてしまいますが…。BASICでは違うのです。
これで変数を理解してくれれば良いなと思います。
で、今回は、この他に2このコマンドを覚えてしまいましょう。
RND()
です。
PRINTは、画面に表示する為のコマンド、そして、
RND()は、ランダムで数値を得る事が出来るコマンドです。
例えば、画面に変数Aの内容を表示するなら
PRINT A
と書きます。これが文字の場合は、表示したい文字を""でくくります。
PRINT "A"
とか
PRINT "タカハシメイジン"
とか、つまり
PRINT A
と
PRINT "A"
は、まるで違う結果が画面に表示されます。
「変数の中の数値」と「文字」の違いに注意してください。
そして、RND()は、()の中に数値を入れる事で、それ以下の数値をコンピュータがランダムで考えます。
例えば
RND(5)
とすれば、0〜4までの数値を得る事が出来ます。
なので、
10 A=RND(5)
20 PRINT A
を実行すると、コンピュータがはじき出した数値が画面に表示されるのです。
変数は、例えばRPGの場合の武器や防具などのアイテムを持っているのかどうかの判定や、ゲームのスコアを入れる場所など、全てにおいて使われます。
そして、RND()もゲームでは多様されるので、ぜひ覚えましょう。
変数が出た事で、一気にプログラムらしくなりましたが、めげないで頑張りましょう!