ども、名人です。

 

今日の東京は、雲で覆われています。

雨は降らない様ですが、明日から数日は雨が続くようです。

 

さて、今日は、PCエンジンのCD-ROM2で必要だったシステムについて話しをしたいと思います。

 

CD-ROM2用のシステムと言っても、全てを動かすものではなく、PCエンジンのシステムに、CD-ROM2を動かす為のドライバーと考えて貰えればいいと思います。

Windowsに初めてUSBメモリーやCD-ROMを挿入した時に、ドライバーをインストールしますが、それと同じ様なものです。

 

最初に搭載していたのが、下の「SYSTEM CARD」でした。

 

 

その後、ゲーム容量が増えて行く事で、より多くのメモリ-であるバッファRAMも増やす事が必要になりました。

そこで登場したのが、下の「SUPER SYSTEM CARD」です。

 

それまでのバッファRAMは「512Kbit」でしたが、このスーパーでは「2Mbit」と4倍に増えたのです。

これにより、より多くのゲームデータを本体に呼び込む事が出来る様になり、RPGゲームなどでも、一度により多くのマップデータを取り込む事が出来る様になりました。

しかし、その後の90年代には、対戦格闘ゲームが登場してくる事で、2Mbitでは足りなくなってきたために、さらにRAMを搭載する必要が出てきました。

そこで2種類のアーケードカードを出す事になりました。

 

「Duo」シリーズや「レーザーアクティブ」などは、本体に2MbitのRAMが搭載されているので、追加分のメモリーを足すだけで充分な事から、16Mbitを搭載した「アーケードカードDUO」を

 

そして、それまで「SUPER SYSTEM CARD」を使っていたゲーム機用には2Mbit+16MbitのRAMを搭載した

「アーケードカードPRO」を発売しました。

 

 

価格はそれぞれ12800円と17800円とかなり高価でしたが、それは、そもそもこの時代のSRAMが高価であった事が要因です。

当初は、1993年に発売が予定されていたのですが、RAM自体が世界的に不足していた事もあって、発売が半年ほど延期になりました。

それと同時に「餓狼伝説2」の発売も延期されたのです。

 

コア構想があった故に、下位互換を保つ為に、より多くのシステムを加えていった事で、この様な商品が多く登場していきましたが、その為の追加費用は、今でいうところの人柱になってしまいますね。

しかし、そういう方がいたので、技術の発展が有った事も事実なんです。

その成長に関しては、現代でもまだまだ続くと思いますが、それだけ新しい何かを経験出来る素晴らしさが、どんな物に繋がっていくのかが楽しみです。

 

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!