ども、名人です。

 

今日の東京の空は雲で覆われています。

朝には東京でも雪になったそうですが、受験生の皆さん、無事に試験を受けられれば良いですね。

そしてセンター試験、頑張って実力を発揮してください。

 

 

さて、昨日のコア構想で、ユーザーさんから「天の声2」ってなんですか?というメッセージが届いたので、今日はそれについて書いてみたいと思います。

 

まず、PCエンジンのゲームは、Huカードというカード型のデバイスでゲームを供給していました。

この中には、ROMチップが入っていて、そのチップにゲームプログラムが記憶されていたのです。

しかし、当初は、そのROMチップのみで記憶させる為のRAMを搭載させる事が出来ませんでした。

 

そこで、ゲームの途中経過を記憶させる手法として、パスワードを使っていたのです。

その後、ゲームが巨大化する事で、パスワードも文字が多くなっていくと、データをセーブ出来る物が欲しくなります。

 

CD-ROM2では、インターフェイス内にセーブ出来るRAMが搭載されましたが、PCエンジン本体でもセーブ出来た方が良いだろうという事で、その保存出来る所として1989年8月に販売されたのが、「天の声2」なのです。

 

 

言わば「天の声2」は、セーブ出来る場所なのです。

名称の由来ですが、この「天の声2」の「2」は、記憶容量が2KByteだった事から、そして「天の声」は、ゲーム「桃太郎伝説」のパスワードの名称からになります。

 

この「天の声2」は、乾電池でセーブデータを記録し続ける事が出来ます。電池交換する場合は、PCエンジンに取り付け、PCエンジンの電源を入れている状態で電池交換をすれば、データが消える事はありません。

逆にPCエンジンの電源を切っている状態で電池交換すれば、初期化する事が出来ます。

 

セーブデータを削除する事は出来なかったはずです。

それは、子供が操作ミスで、大事なセーブデータを消してしまうのを阻止する為だったと思います。

なので、データは上書き保存が基本仕様となっていました。

上書きであれば、最新のデータになる事はあっても、データが消えてしまう事はありませんからね。

 

ただ、この「天の声2」は、保存数がやはり少なく、またCD-ROM2のデータも、様々なゲームのセーブデータを保存するには、他のゲームのデータを削除するしかありませんでした。

そこで、それらのセーブデータを4つまで保存出来る様にしたのが、1991年9月に発売した

「天の声BANK」なのです。

 

 

これは、Huカードタイプになっていて、天の声2やCD-ROM2のデータを4つまで保存する事が出来るものです。

 

モードは3つあって

 

 

・本体のデータをBANKに保存

・BANKのデータを本体に保存

・本体とBANKのデータを交換

 

となっています。

メモリー容量は4台分なので8KByteだと思っていられると思いますが、データを交換すると言う事は、それらのデータを一時的に保存する場所も必要なので、実は8KByte 以上が搭載されていたはずです。

 

そして、このプログラムを動かす為に、ROMも搭載されている事で、そのプログラムを入れてもスペースが空いていた事から、91年までに発売されていたゲームのスペシャルなデータも保存していました。

 

確かそのデータを呼び出すには、何らかのコマンドを入力する必要があったのですが、失念していますので、どこかで調べてみる事にします。

 

 

3月に発売されるPCエンジンminiは、4つまでのデータを保存出来るので、天の声2などは必要ありませんが、逆に4つしかセーブ出来ないので、私的には「イースI・II」と「天外魔境2」、そして「邪聖剣ネクロマンサー」は確定なので、残り1つをどれにするか悩みそうです(w

 

たぶん各タイトルにつき4個のデータかと思われます。

朝書いた部分は、修正させて頂きます。

 

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!