ども、名人です。

 

今日の東京の空も雲で覆われています。

気温も昨日より下がって、朝は1度、そして今は9度です。

皆さん、体調に気をつけてくださいね。

 

 

さて、今日は、1991年1月に発売した「ジャッキーチェン」の話しをしてみたいと思います。

 

ファミコン版

 

PCエンジン版

 

ゲームは、ジャッキーチェンが主人公となっているアクションゲームです。

このゲームが出てくるまでに、モチーフとしてジャッキーが活躍するゲームもありましたが、このゲームに関しては、ジャッキー本人に「何を入れて欲しいか」というアイデアを聞いて作られました。

 

で、今回は、どうしてこのゲームが作られる事になったかという部分を書いてみたいと思います。

 

まず、その前提にあったのが、台湾や香港の企業とハドソンが合同で事業を立ち上げたところから始まります。

その名前は「HuERA(ヒューエラ)」です。

主には、ゲームソフトの販売事業を行う目的だったのですが、香港で一緒になったのが、日本でいうTV局だったのです。

TV局の名前が思い出せませんが、そこの会長さんとは、香港に行くたびに会談と歓談をさせていただきました。

 

その歓談の時に、「ジャッキーチェンさんでゲームが作れないか?」という話しをしたところ、本人と接触を図ってくれて、そのままトントン拍子に進んでいったのです。

 

ちなみに、その時の会長さんの力は凄くて、例えば、どこかの料理屋さんで食事をしていると、その近辺にいるタレントさん達が、みんな挨拶をするために顔を出してくるのです。

私が同じ席の時に、ジャッキーさんは来ませんでしたけどね…。

 

まぁ、そういう関係があって、91年と92年には、香港や台湾でも全国キャラバンを開催する事になったのです。

これに関しては、以前にも書いたはずなので、そちらを読んで頂ければと思います。

 

そして大事なところになりますが、HuERAとの共同事業に関しては、残念ながら失敗に終わっています。

というのは、その頃は、コピー品が数多く出回っている時期で、なかなか本物のゲームが売れる環境に無かった事が大きいのです。が、本当に止めるきっかけになったのは、在庫を置いていた台湾の倉庫が火事で焼失してしまった事です。

その火事によって、どれくらいの在庫が残っていたかなども、分からなくなってしまった事で、閉鎖の方向に動く事になりました。

 

という事で、HuERAが出来て上手く活動出来たのが、全国キャラバンの世界大会開催と、今回紹介した「ジャッキーチェン」になりました。

これが成功とみるか失敗とみるかは、それぞれの人によると思いますが、少なくとも2つの結果を残せた事で、私は良かったのかなとは思っています。

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!