ども、名人です。

 

今日の東京の空も、雲で覆われています。

しかし、気温は昨日よりも高いですね。

今日が過ぎると、冬に向かっていく様ですので、今日以降の服装には気をつけた方がいいかもしれません。

 

 

さて、今日は「バイナリィランド」について書いてみたいと思います。

 

ファミコン版のバイナリィランドは、1985年の12月に発売されました。

 

 

同時発売は、ボンバーマンです。

このバイナリィランドは、まずはパソコン用として作られました。84年にMSX版が発売になり、その移植版がファミコンになります。

85年と言えば、まだメモリーサイズも小さい時代ですので、こういうゲームが多く制作されていました。

 

バイナリィランドは、まず左右対称にペンギンが登場します。

 

 

グリンを操作すると、マロンが左右逆の動きをするので、左右で異なる迷路をクリアしていって、上部真ん中のハートに、同時にたどり着ければステージクリアとなります。

 

片方が、蜘蛛の巣にひっかかった場合は、助けにいく事が出来ます。両方ともに蜘蛛の巣に引っかかるか、敵キャラにつかまるとミスになってしまいます。

 

 

時間制限もありますし、時々飛んでくる鳥に触れると、操作が逆になってしまうなどもあり、後半のステージにいくほど、パニクってしまったのを覚えています。

 

ところで、このゲームは菊田昌昭さんが、ほぼ1人で作った作品らしいです。らしいというのは、他にはアドバイザーとして奥村恵さんの名前しか出て来ないからなんです。

84年や85年当時は、パソコンゲームも、ほぼ1人で制作していたので、驚くことはありませんが、このゲームが出た辺りで、特にファミコンに関しては、複数でチームを組み始めた感じです。

 

そして、このゲームは、菊田さんの当時のラブレターの様な作品になっています。(w

 

バイナリィランドのオープニングには、当初は「GURIN」と「MALON」のどちらで遊ぶかの選択画面が表示されるのですが、タイトル画面で1コンと2コンのABボタンを押しながらリセットボタンを押すと選べるキャラの名前が

 

「KIKU. 」と「 MEGU.」になり、さらに下部に「 LOVE STORY」と表示されます。

 

確かにこの当時は、2人が付き合っていたらしいので(私は東京にいたので、そこら辺の状況にはうとかったんです)、そんな事で個人的に菊田さんが入れちゃったんでしょうね。

 

また、その流れなのか、グリンとマロンを接触して放置していると「子ペンギン」が生まれます。

当時は、「まさか」と笑ってしまいました。

しかし、この子ペンギンが使えるんです。

敵やクモの巣をどんどん倒してくれますからね。

 

また、この当時に、菊田さんと奥村さんの結婚式の引き出物として、金のカートリッジ版が配布されたという話しがあります。

実は、この2人は結婚していないのですが…

他のスタッフの結婚式の引き出物として、スペシャル版を作ったという話しを、私は副社長から、聞いた事があるのですが、現物を見た事はありません。

なので、これが本当に配布されたのか、また、実際に作られたのかは分かりません。

しかし、もし任天堂の工場に発注する場合は、最低で1000本単位だったはずなので、その金額を考えると…厳しいはず。

ですが、金メッキくらいなら、通常のケースに施す事は可能ですし、また、この当時は、ファミコンのカセットを開ける器具もあったので、金メッキされたケースだけを取り寄せ、中身の交換作業をしたのなら、200本くらいであれば簡単に出来たと思います。

 

私も、過去のブログに200本くらい作られたらしいと書いた事がありますが、それは、こんな理由からなんです。

まぁ、これが本当かどうかは、桜田名人が調べているらしいので、また機会があったら、聞いてみたいと思います。

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!