ども、名人です。
今日の東京の空も、雲で覆われています。
気温は、外の温度計では17.3度を指してますが、そんなにあるの?という感じです。
冬の格好をするには、まだ早いかもしれないですけど、体調管理をメインにすると、そんな事を考えない方がいいのかもしれません。
さて、今日は、PCエンジンの「天の声2」について書いてみたいと思います。
「天の声2」は、PCエンジンのセーブデータを記憶する為の装置で、1988年8月に発売されました。
なぜ「天の声」という名前になったかというと、この当時に売れていた「桃太郎伝説」のセーブが「てんのこえ」だったからです。
そしてなぜ「2」なのかですが、桃伝の「てんのこえ」の次に出した商品だからという事。
それから、容量が「2キロバイト」だったからという事で、「天の声2」になりました。
これがあれば、全てのセーブデータを記録出来るかというと、そうではなく、この「天の声2」に対応していなければいけません。
対応していなければ、セーブデータは、画面に表示させるというプログラムだけしか搭載していないからなんです。
まぁ、これは当然と言えば当然なんですが、当時の子供達には、例えば「邪聖剣ネクロマンサー」で使えると思ってしまっていて、がっかりした子も居たようです。
この天の声2は、コアグラフィックなどの本体後部の拡張IFに差し込んで使います。
ちなみにCD-ROM2には、バックアップメモリーが搭載されていたので、必要ありません。
そして、この次の1991年9月に発売したのが、「天の声バンク」です。
「天の声2」が2キロバイトだったので、保存出来る数にも上限がありました。
しかし、ゲームソフト単体に保存する事ではないので、天の声2をどのゲームに使うかに悩んでしまう場合があるだろうという事で、天の声2のセーブデータを保存するHu-CARDとして発売されました。
記憶が曖昧ですが、確か「天の声2」の4本分を記録出来たと思います。
現代のゲームを遊んでいる皆さんには、分からないかもしれませんが、昔のゲームは、パスワードで保存する事が当たり前だった時代があります。
しかし、ゲーム容量も増え、パスワードも長くなってくると、パスワードを手書きするのには無理が出てきます。
そこで、パスワードを記録する事が考えだされ、その1作目になったのが、パソコンのMSX用に発売されたROMカセットの「ハイドライド2」なのです。
そして、ファミコン版では「ドラクエ3」が皆さんの記憶に残っていると思います。
こういう歴史があって、80年代後半には、パスワードというのは廃れていったのです。
当然PCエンジンの時にも、その事は頭にあったのですが、PCエンジンのROMカートリッジをカードタイプの薄型にした事で、そういう記憶させる為のメモリーチップを搭載する場所が出来なかったのです。
その後、先にも書きましたがCD-ROM2システムが登場した時に、本体にセーブデータ専用メモリーを搭載した事で、現在のPS4の様に本体に保存する事が出来る様になりました。
が、HuCARDだけではセーブ出来ないという状況が続いたために、別途発売したのが「天の声2」なのです。
そんな天の声2に関しては、これくらいになりますが…
今朝、写真を検索していてこんなのが出てきました。
1枚目はプロッターですね。
確か「プリントブースター」というネーミングだったと思いますが、私も使った事が無いのと、ハドソンではなくNEC-HEからの発売なので、本当によく分かりません。
それと、2枚目は「マウス」です。
正式名称は分かりませんが、安直に考えるなら「PCエンジンマウス」でしょうか?
こちらもNEC-HEさんからの発売であり、またハドソンのゲームでは対応ゲームが無かった(と思います)事で、実際の使用感などは全く記憶にありません。
まぁ、そのうちに思い出したら書いてみたいと思いますが、たぶん無いでしょうね。(汗
では、今日も一日楽しみましょう!