ども、名人です。

 

今日の東京の空も雲で覆われています。

昨晩夕方から降っていた雨もすっかり上がってますが、今日は降るのでしょうか?

 

 

さて、今日は、「ボンバーマン」について書いてみたいと思います。

 

 

ボンバーマンが、最初は「爆弾男」というタイトルでパソコン用のゲームだったのは、皆さんもご存じだと思います。

これを作ったのは、田中裕二さんです。

社員番号が33番で、入社が私と一月しか違いません。私は31番だったので、かろうじて先輩です(w

 

当時はシャープのX-1というパソコン用に開発されていました。

それをファミコン用に移植したのは中本伸一さんですが、まだステージクリアがメインのゲームでした。

 

それが激変したのが、90年12月に発売されたPCエンジンのボンバーマンになります。

PCエンジン発売初期から発売されていた「マルチタップ」を使う事で最大5人まででバトル出来る様に作られたのが、このボンバーマンになります。

 

ファミコン版が85年ですので、5年をかけた大改造という事になるのでしょうか?

 

この当時の4:3の画面構成の4角+中央にキャラを配置し、周辺のソフトブロックを破壊しながら、アイテムを手に入れてパワーアップしていき、そして対戦相手と戦うのです。

爆弾は上下左右に炎が広がりますので、それから避ける事が出来れば大丈夫です。

また、爆弾は3秒で爆発しますので、それを体感していれば余裕で避けられるはずなのですが、対戦相手が4人もいますので、それぞれがバラバラに置いた爆弾を把握していくのも大変だし、炎が触れた爆弾は誘爆していくので、それも予想しなければいけない大変なところもあります。

 

が、操作自体は簡単なので、一見誰にでも出来そうという手軽さが良かったなと思います。

 

当然、このボンバーマンでの大会も開催されていくのですが、皆さんが、プレイに慣れてくると、なかなか勝負が付かなくなってきました。

そこで考えたのが、「プレッシャーブロック」です。

決められた時間の30秒ほど前から、周辺にブロックが落ちていき、行動エリアを狭くしていくのです。

当初のプレッシャブロックは、中心部分にブロック10個ほどの空間を残したのですが、それでも勝負が付かない場合があったので、最後には最後の一つまでブロックが落ちる様になりました。

しかし、これでも勝負が付かずに引き分けになる場合もあるなど、端で見ていても、その試合には関心するばかりでした。

 

また、ゲーム開始時から爆弾を置くことが出来るのですが、年少者の場合、ゲームスタートからボタンを押してしまう子が多く、ゲームスタートから自爆してしまう場合が多かったので、その救済策として、最初に移動しないと爆弾が置けない様にしたのも懐かしい仕様です。

 

その後は、初期に負けてしまった人への救済として、みそボンシステムの採用や、一度爆風に当たっても大丈夫な様にルーイの登場など、ボンバーマンは、今でいうところのeスポーツの開催とともに進化していったゲームです。

 

特に、セガサターンでは10人対戦まで出来るので、ちょっとしたパーティの盛り上げとしても最高のゲームだと思います。

 

 

ファミコンのボンバーマンは、それ以外にも裏技というかバグ技が有名になったゲームでもありますね。

50面をクリアすると、1面に戻るのですが、パスワードを採用していたので、そのパスワードで遊ばれるとは、当初は考えてもいませんでした。

パスワードの面数をしていするところで、最大254面までを指定出来るのですが、ステージ数が増えていくと、ソフトブロックの数も増えていくので、実際には180面を越えると、ゲームにはなりませんが、それはそれで子供には楽しかった様です。

 

90年中盤だったかに、毎日ボンバーマンを50面クリアしているというお婆さんがニュースになったのを記憶していますが、それも嬉しいニュースでした。

その当時は、ボケ防止のためにゲームが良いのではないか?という話題も出ていたので、個人的にも素晴らしいニュースだったなというのを覚えています。

 

現在では、コナミさんから、新しいボンバーマンが登場していますが、将来のeスポーツで採用される事を目指してもらいたいものです。

 

 

 

 

では、今日も一日楽しみましょう!