ども、名人です。
今日の東京の空は、台風一過とは言えず、少しグレーな雲で覆われています。
この後、雨も降ってくるようですね。
昨日は、ずっと雨が降っているために湿度が高く、外にいると、身体中がベタベタしてきてとても気持ちが悪かったです。
私としてラッキーだったのは、移動中は、台風の目や過ぎた後だったので、雨も風も強くない時に外にいた事です。
一応壊れてもいいように、普段使っている傘ではなく、ビニール傘を持って行ったのですが、それも壊れる事はありませんでした。
みなさんのところも、被害が無ければいいのですが…。
さて、先週になりますが、シン・ゴジラのサントラを手に入れて聞いているうちに、昔の伊福部昭さんの音楽が聴きたくなったので、ネットでポチッとしたのが、昨日届きました。
まず、シン・ゴジラに入っている鷺巣詩郎さんの解説を読んで驚いたのが、劇中に流れていた伊福部昭さん作曲の「キングコング対ゴジラ」や「宇宙大戦争」の楽曲が、オリジナルに忠実な完コピだったことです。
50年前に録音され、その当時の劇中に使われた音楽は、1秒間に24コマというアナログフィルムに録音されていたもの、それもモノラル音源しかありません。
何年か前に発売されたビートルズのデジタル化の様に、コンピューターに取り込んで作業するのが、今では一般的だと思うのですが、鷺巣詩郎さんは、手軽にステレオ化することに耐えられないということで、1音1音の演奏をなぞっていき、それを忠実に演奏してもらって再現したのだそうです。
中でも驚いたのは、テンポの変化でした。
今では、電子楽器がリズムを作成していますので、ずっと同じテンポで演奏する事が可能になっていますが、60年前は指揮者が振っている指揮棒に合わせて演奏しているのですから、ずれていくのは当然なのですが、解説によると。
「宇宙大戦争」の場合で、3小節目の1−2拍目が134.8251BPMで4小節目の1泊目が139.667BPMという風に、微妙に変化するのが341小節目まで続いていくのだそうです。
そこで、そのオリジナルのテンポで基本的なクリック音を作成する事から始まった様です。
シン・ゴジラを見ていた時に、「昔の楽曲を使っている」と思い、感動しながら見ていたのですが、この解説を読んで、それが間違っていて、「昔の楽曲の完コピを使っていた」事がわかり、新たに感動したのです。
それらを知った時に、過去の伊福部昭さんの楽曲を聴きたくなり、ネットで検索して購入したのが、今回の「伊福部昭百年紀ベスト」です。
他のCDでも良かったのですが、なんとなくこれに惹かれました(w
もちろん聴いてみた結果も大満足でした。
何よりも、このCDがいい点がもう一つあります。
まず、このCDに入っている楽曲は
「地球防衛軍」組曲
「海底軍艦」組曲
「宇宙大戦争」組曲
「ゴジラVSメカゴジラ」組曲
「キングコング対ゴジラ」組曲(短縮版)
の5曲が収められているのですが、このCDのトラック数が「5」だと云う事です。
それぞれの組曲は、6から13曲で構成されていて、通常のCDの場合は、それぞれの曲がトラックに分かれている状態になると思います。
しかし、組曲なのですから、それぞれの曲の「間」にしても、演奏している生の状態の「間」であって欲しいし、iPhoneなどのデジタルプレイヤーで聞いている時にも、それら組曲を1曲として再生して欲しいのです。
なので、今回の様に、組曲別にトラックにまとめられているというのは、とてもいいなと思いました。
私が何度も言っているので、今では皆さんに知られている事ですが、私の母校である「札幌市立琴似小学校」の校歌の作曲が伊福部昭さん。
母校だという以外、全く関係無いのですけども、私の自慢になっています。
ゴジラ好きな私が、なんとなくゴジラに関係している気になるんですよね。
という事で、しばらくの間、マイブームがゴジラになっています。
と言っても過去の作品を見るだけなんですけど…
ちなみに私が好きなゴジラは、1954年版と、シリーズが再開した1984年ゴジラなど内容が、「ゴジラは地球の脅威」として描かれている作品です。
2014年のハリウッド版ゴジラもいいんですが、ゴジラが地球を救う事になるのは、どうもいただけません。
私の中で、地球を救うのはガメラでいいんです。(w
まぁ、しばらくは楽しみたいと思います。
では、今日も一日楽しみましょう!