ども、名人です。

今日の東京の空は、薄曇りが広がっている状態です。
またいい天気になりそうです。
この頃は、ポカポカ陽気というよりも、日差しに当たっていると暑いくらいに感じます。
朝晩のために、長袖を着ているからというのもありますが、日中と朝晩の気温差が、もう少し少なければいいんですけどね。


さて、今日は昔の思い出を書いてみようと思います。

今から30数年前の1981年に、私は初めてのコンピューターを買いました。
それは、SHARPから新製品として発売された「MZ-80B」なのですが、当時の価格は278,000円でした。


スーパーで働いていた私の手取りは、9万円ほどだったので、まさに結婚指輪と同じで給料3ヶ月でした。
しかし、このPCとの出会いが、今の私になっているのですから、本当に結婚指輪を買った様なものです。

購入するきっかけとなったのは、スーパーの青果部の主任になって、在庫管理などをしなければいけなくなったからです。
もともと伝票整理などは、私は苦手でしたので、それを出来るだけ自動化する事が出来ればと思って買ってみたのですが、その時のメモリーは32KB。
そう、たった32768文字しか入力する事が出来ません。

この32KBがどれくらいなのかというと、iPhone6sのカメラで、640ピクセル×480ピクセルという、一番小さいサイズの写真を撮影した時のサイズが約150KBなのですから、その写真1枚の20%しか保存出来ないのです。

さらには、このMZ-80Bはクリーンコンピューターでしたので、OSも読み込まなければいけません。
OSをインストールした後で、アプリケーションもインストールすると、残っているメモリーは12~15KBほどでしたので、1種類の野菜の1ヶ月分が入力出来るかどうか…。
全ての品目を入力するなんて事は、まさに夢だったのです。

そこで仕事で使う事は諦めてしまいましたが、せっかく買ったコンピューターですので、BASICを勉強する事にしました。
周囲には、誰もいなかったので、月刊マイコンなどの本を買ってきて、そこにプリントされているプログラムリストを入力する事から始めました。

全てを入力し終わって、実行すると画面に現れるエラーの表示。
エラーの表示をたどって、入力ミスなどの間違いを修正していってやっと動くようになるまでに、1週間ほどかかってしまいました。

しかし、それが面白くなってしまいまして、ずっとグリーンディスプレイを見ながら作業したり、遊んだりしていたのですが、そのグリーンディスプレイから目を外して、周囲を見渡すと、全部がピンク色に見えた事もあります。

コンピューターの画面はこんな感じなんですよ。





まさに緑だけの世界でしょ(w
ちなみに、この写真はネットに落ちていた物を使用させてもらいました。


最初に打ち込んだプログラムは、足し算の結果を表示させるものだったと思います。

10 CLR
20 input A
30 input B
40 print A+B
50 END

微妙ですけども、こんな感じのプログラムでした。
その後、画面に表示させたAと言う文字を、カーソルキーで上下左右に動かしてみたり、画面にデザインしたグラフィックを表示してみたりと、様々な事をやってみましたが、大作を作るまでには至りませんでした。

そういう意味では、自分で全てを作ったのは、例の「ファミリーベーシックのわかる本」のサンプルプログラムなんですよ。

その後どんどんハマっていって、30万円のフロッピードライブを買ったり、10万円のドットインパクトプリンターを買ったりしたのですが、一番楽しかったのは、MIDIが登場する前に、シーケンサーで音楽を入力していった時でしょうか?
ローランドから出ていた音源とPCをつないで、音楽を演奏させていたのですが、同時発音数が3音とか6音程度だったので、そのために8トラックレコーダーを買ったりしたものです。

そこから、まさかファミコンという当時の玩具に向かうなんて、その当時は思ってもいませんでしたね。

この続きは、また後日にでも…



では、今日も一日楽しみましょう!