ども、名人です。
今日の東京は、薄曇りが広がっている感じで、なんか暑くなりそうな予感がします。
多少でも風があればいいのですが・・・
日向と日陰では、驚くほどに気温というか身体が感じる温度に差があるのですから、日差しを避けて歩いてしまっています。
なんか、子供の頃にやっていた、影踏みをしている感じですね。
さて、昨日は会社でVR-3EXをテストしてみました。
やはりというか、PS3のプロテクト信号付きのゲーム映像は、そのまま入力する事は出来なかったです。
D端子は付いていないので、今のところはコンポジットでの入力を考えるしかないのですが、HDMIに比べると格段に画質が落ちてしまいますから、何とかしたいものです。
一応考えてみたのは、PS3からのHDMI信号をコンポーネントに変換した後、再度HDMIに変換してみるのはどうなんだろうと思っていますが、それぞれの変換器を手に入れなければいけないし、それらを使っても放送出来ないのですから、どうにもならないかもですね。
まぁ、こんな事ばかり書いていても、機材とかそういう信号に、詳しいわけでは無いのですから、力づくでの事なんですけど・・・
みなさんにも面白くは無いと思いますので、昔の力づくでの、画面撮影の様子を思い出しながら書いてみようと思います。
昔の画面写真は、TVモニターをカメラで撮影する事でしか対応出来ませんでした。
それもブラウン管ですので、撮影した画面は湾曲しているのですから、それをつなげてMAPを作る場合には、撮影した画面の50~60%の中心部分しか使えませんでした。
また、一度に3回のシャッターを押すのですが、それはフリッカーが出てしまった時。
フリッカーというのは、画面上に光りの線が写ってしまう事なんですが、それが写っていると使うことが出来ないので、最低でも3回撮影しておいた方が良かったのです。
だって、フィルムですから、現像してみないと、いい画面だったかどうかが分かりませんからね。
そして、一番の問題は、画面の止め方でした。
通常のゲームの場合は、「RUN」や「START」ボタンを押すとポーズをかける事が出来ますが、それだと、画面上に「PAUSE」という文字が出てしまって、使えないのです。
プログラムで、PAUSEという文字を減らしてもらったとしても、スプライトで表示しているキャラのほとんどは消えてしまいますので、それも使えません。
マップ作成の時には、背景が写っていれば、自キャラ以外写っていなくてもいいのですが、用途によってそれは異なってしまいます。
また、細かな部分・・・
たとえば、ロードランナーの場合に、ブロックを壊すときに、その壊れる過程の途中を撮影しなければいけません。
そこで、ファミコン本体のCPUを解析して、どのピンに割り込みが出来るかを調べていきました。
その端子と、アースをショートさせる事で、画面を止めることが出来る様になったのです。
このスイッチは、私はフットスイッチに取り付けました。
両手でコントローラーを操作している時に使えるのは、両足だけですからね。
ただし、このスイッチを押してしまったその後は、リセットボタンを押さなければダメなのです。なので、30分後の画面を2枚撮影するには、うまくプレイしても1時間という時間がかかってしまうのでした。
また、そのショートスイッチも、毎回うまく止まってくれるわけではありません。
スプライトが消えてしまう場合もありますので、その時には諦めて、もう一度最初からプレイする事になりました。
という事で、マニュアル用にたった5枚の画面を撮影するために、まる1日かけた事もあります。
昔はすべてがアナログの時代でした。
現在の様に、デジタルが多くなれば、それをデータで手に入れる事は簡単になり、最初から大きなデータであれば、印刷やHPにでも使えるのですから、本当に便利になりました。
今だと、たとえば桃鉄なんかの全体マップを作成するのも、コンピュータに出力させればいいのです。
それを待っているだけで、それも小一時間で終わってしまいます。
しかし、私が作っていた時は、まる2日かかっていたんです。
時代とともに、その手法もどんどんと変化していったのですが、そこら辺の細かい部分は、今晩の16TVでお話したいと思います。
高橋名人の16Shot TV Vol.84
http://live.nicovideo.jp/watch/lv186098889
では、今日も一日楽しみましょう!