実は対戦してました vol.3 | 明治大学野球部

実は対戦してました vol.3

みなさんこんばんは!🌙

2年マネージャーの酒井です。


本日は「実は対戦してました」vol.3をお届けします!今回も2組が登場します👍🏻


それでは、早速インタビューにまいりましょう▶️



まずご紹介するのは、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大によって甲子園が中止となり、代替大会として8月7日に開催された夏季西東京大会 決勝で対戦した4年・飯森(佼成学園)佐藤(佼成学園)×杉崎(東海大菅生)のインタビューです🎤


佼成学園 東海大菅生

佼成|001 001 001 0  |3

菅生|001 000 011 1×|4



左から佐藤飯森杉崎



酒井(以下、酒)印象に残っていることは何ですか?

佐藤(以下、佐):菅生の投手陣のピッチングと聖矢(福原/2年・東海大菅生)の肩がめっちゃ強いこと。あとは学年関係なく活躍してたイメージある!

杉崎(以下、杉)聖矢が9回裏の先頭打者で、内野安打を打ったんよ。1年生だしあんまり感情出さないようなタイプかなって思ったけど、ガッツポーズしててびっくりした。

飯森(以下、飯):コロナでうちの1年生は3回くらいしか練習してなかったのに、菅生は1年夏からスタメンで試合に出てるっていうのに驚いた。


話が上がった福原に、1点ビハインドで迎えた9回裏の場面について聞いてみると...

「みんな頑張ってるし、勝たなきゃなって思ってた。アウトだと思ってヘッドスライディングしたらセーフだったから思わずガッツポーズが出た!」

と話してくれました。この一打がチームを再び勢い付けたに違いありませんね😌



飯森印象に残ってるのは、1点リードしてて、2アウト2ストライクのあと1つストライク取れば勝ちっていうところで、タイムリーヒットを打たれて同点になったこと。

:その後延長タイブレークで、自分が送りバント成功して、その後ツーベースヒット打って勝った!


:お互いのすごいと思う部分はどこですか?

:成はバッティングのレベルが違くて、飛ばす能力がすごい。あとはすごいマッチョなのにバッティングは超柔らかい。 

:飯森は捉える力と足の速さ。

:成は飛距離とホームランを打つ能力かな。



写真:飯森


高校時代からリードオフマンとしてチームを牽引していた飯森。1回戦の國學院久我山戦では、10回裏にタイムリーヒットを放ち、見事試合を決めました!



:お互い対策などをしていましたか?

:対策っていうわけではないけど、こっちの打線はそんなに強くなかったから、なるべく最少失点に抑えて、ローゲームで勝ちたいなとは思ってた。

:この試合佐藤はあんまり活躍してなかったけど、大会を通してすごい活躍してたから結構警戒してた。

:そんなことない笑 でもこっちとしては警戒されてるか分かんないじゃん。

:振り返ってみるとどうですか?

:確かに対策はされてたかも。聖矢が自分のシニアの監督を知ってて、試合前監督に自分がどんな感じなのかを聞いたらしい。それで自分が苦手なコースにしか投げてこなかったのでノーヒットでした笑


写真:佐藤


西東京大会 準決勝、国士舘との一戦。同点で迎える9回に先頭打者の佐藤が決勝打となるホームランを放ち、東海大菅生との決勝戦へ駒を進めました!



:甲子園がなくなったことに対する思いを教えてください。

:ショッキング。めっちゃ泣いた。

:甲子園が無くなるって知った時は代替大会があることを知らなかったんよ。明治に行きたいってことは決めてたけど、高校で全然実績も残してないから、この成績で明治で野球はできないって感じてて。だからもう野球は辞めようって思ってた。

:実感が湧かなかった。


:お互いに、今だからこそ聞きたいことはありますか?

佼成学園に負けるなんて一ミリも思ってなかった?

:そんなことはない笑 でも大会を通して、全然打ててなくて自分のことで精一杯で、焦ってたからあんまり試合に入れてなかった。

:なるほどね。

:佐藤は当時プロいけるんじゃないかって思ってた?

:声は掛けてもらってたけど全然そんなこと思ってないよ笑 成のほうが声掛かってたでしょ!


写真:杉崎


杉崎は1年生の時から4番を務め、主力としてチームを牽引しました。その打力が武器となり、数多くの本塁打を放ちました!



:高校球児に向けて、メッセージをお願いします!
:佼成学園へ。そろそろ甲子園出るところを見せてください!

:藤田監督を神宮球場で胴上げしてください!藤田監督を甲子園に連れて行ってください!甲子園の景色を見させてあぜてください!

:夏大はとても暑いけど、熱中症にならないように気を付けてください!


東海大菅生は、この後東東京大会優勝の帝京高校と東京の頂点を賭けて戦いました。この試合でもサヨナラ勝ちし、見事優勝を果たしました🏆



続いてご紹介するのは、2023年8月6日、第105回全国高校野球大会 1回戦で対戦した1年・渡邉(浦和学院)×湯田(仙台育英)のインタビューです!


浦和学院 対 仙台育英

浦学|000 400 500|9

育英|405 015 04|19




左から渡邉湯田



:どんな試合だった?

湯田(以下、湯):開会式の日で、しかも3試合目で体固まってたよね。

渡邉(以下、渡):試合前の待ち時間、育英と待つ場所が一緒だったんですよ。その時浦学は体動かすっていうより、暑かったし休もうって感じだったんですけど、育英はしっかり動いてたので、そこの差が大きかった気がします。

:対戦相手が隣の部屋にいるから、こっちとしてもしっかりやらないとなって思ってました。実際試合始まったら、想像してなかった乱打戦になって...。

:育英は投手力がすごいチームだったからロースコアの1、2点差くらいで試合が進むかなって思ってたんですけど、初回に4点得点されたので初回で試合が決まったかなって思いました。

:ぶっちゃけ初回でこっちのペースかなって思ってました。でも全然そんなことなくて、すごい打たれて、こっちもいっぱい打って...。相手の打線が強いことは分かってたけど、大量失点はしないだろうって思ってたので全てが予想外な試合でした。


両校合わせて37安打、28得点と壮絶な打撃戦となりました👀


:印象に残っていることは?

:浦学の強力打線。

:二者連続でホームラン打たれたこと。

:湯田もホームラン打ったよね。

:たまたま振ったら当たりました笑

:渡邉的にはどうだった?

:湯田の前の打者にもホームラン打たれてて。しかも2球連続でホームランだったのであっという間に終わりました。


:対策とかしてた?

:チームとしてはめちゃくちゃしてました。打線が強いので、一人一人の打球傾向見たりとか。

:春に1回練習試合をしてたので、その時の動画とか県予選の動画とかデータ見てました。あとは、育英は誰が出てきても球が早いピッチャーばかりだったので、甲子園来てからの練習で150キロのボールを受けて目を慣らしてました。


:マウンドに立ってる時はどんな気持ちだった?

:あまり相手と戦ってる感は無かったです。甲子園のベンチに入るのが初めてだったので、投げてる時もめっちゃ楽しくて、ここで野球ができて良かったなって思ってました。


写真:渡邉


背番号10を背負い、埼玉県大会ではチームを優勝へと導いた渡邉。この試合では2回からマウンドへ上がり、自身にとって初の甲子園の舞台を経験しました。


:先発だったので、試合を作ろうと思っていました。でも予想外のことがたくさん起こったので甲子園の試合の中でも記憶に残っている試合です。


写真:湯田


甲子園初戦、湯田は先発を任され力投を見せました。さらにホームランを放つなど投打でチームに貢献し、その役割を全うしました!



:お互いが対戦してる時どうだった?

:聡之介との打席は1回だけだったんですけど、初球で、しかもホームランだったのでめっちゃ覚えてます!

:バッティングに自信があったので、1発かましてやろうかなって思ってたんですけど、速いし、暗くてちょっと見づらかったので球がどこに来てるか分からなかったです笑 

:照明の照らされてる範囲がピッチャーとバッターの途中までだったから一瞬球がおかしくなるんですよ。実はホームラン打った時も球がほぼ見えなかったです笑

:だいぶ暗かったんだね。

:4、5回から結構暗かったです。試合始まったのも遅くて、終わったのも21時前とかでした。


:投げてる時、やっぱり相手の応援って気になる?

自分は応援が結構好きなので、気にならなかったです。仙台育英の応援歌は威圧感があって、逆に投げてる時気持ち良かったです。特に好きだったのがディープパープルです。

:それ尾形(現早稲田大学野球部)の曲だ。

:育英の応援歌って一人一人あるの?

:はい。自分で曲を選べる感じです。最初自分もディープパープルにしてたんですけど、被ったのでやめました笑 ピッチャーは全部同じ曲です。

:そうなんだ!

:浦学は全部オリジナルでずっとメドレーみたいな感じで流れてたので、めっちゃかっこいいなって思ってました。応援自体はそこまで気にならなかったです。


:お互いのすごいと思う部分は?

:色々な変化球投げれるのと、コントロールがすごい良い!

:球速がずば抜けてるのと、野球に対する知識がすごいあるなって思う。


:試合前のルーティーンとかある?
:部屋の掃除します。気持ち良くなるので!
:ちょっと言えないです笑
:え、気になる笑
:NGでお願いします笑 でもこれといったルーティーンはないですかね。

:甲子園は2人にとってどんな場所?

:とにかく楽しい場所!

:お祭りです!


:高校球児に向けて、メッセージをお願い!

:高校野球は本当に一瞬なので、楽しんで頑張ってください!試合に出たら、あとは自分を信じて正々堂々と精一杯プレーしてください!

:現役の時は坊主はそんなに好きじゃなかったけど、終わってみたら坊主にして、みんなで野球してる時間も楽しかったなって思ってます!3年生にとってみんなで坊主にできるのは最後だし、高校野球でしか味わえないことがたくさんあるので、一瞬一瞬を大事にして欲しいです!


左から湯田渡邉



本日は以上となります!いかがでしたか?
コロナで甲子園が中止となった世代、甲子園でプレーすることができた世代、と真逆な2組のインタビューでしたが、それぞれの野球に対する想いや熱意をより一層感じることができました。


「実は対戦してました」の企画も明日で最後となります。どんな裏話が聞けるのでしょうか?
お楽しみに🌟

それでは、本日はこの辺りで失礼します。