あけましておめでとうございます。みちるです。
新春なので華やかに、いつもより女の子っぽくしてみました。
年も開けましたが、昨年9月に約10年ぶりに女装を再開し、年内は延べ50回ほども女装を楽しみました。
そのほとんどは自宅の洗面所にこもって写真を撮るだけだったのですが。
後半になるにつれ、新宿二丁目の女装界隈へ出かけて女装姿でほかの女装さんやニューハーフの方たちとおしゃべりしたり、なにかと新しい刺激に満ちた後半戦でした。
女装をする人の理由もそれぞれでした。
ただ好奇心から女装をし始めてはまったという人もいれば、わたしのように青春時代の欠損を補うようなつもりで女装をする方もいる。
自分の内面に深く向き合った結果、トランスジェンダーになったという方も何人もいらっしゃいました。
トランスジェンダーになるのは相当な覚悟と根拠が必要ですが、女装すること自体は誰でも出来ること。
「女の子クラブ」さんでは、40代後半のダンディな方が、目を輝かせながら数週間後に生まれて初めて女装をするのだとおっしゃっていたのを見かけました。
女装はまさに自分の別面。
自分の秘められた可能性を探るのも良いですし、逃げ場のない日々のストレスからの一時的な逃避場所にもなります。
わたしの場合、小さいころに押し込めたままにしてきた泣き虫だった自分の分身。
いつの間にかこんな素敵な姿に成長していたみたいです(^^;
女装で外出するのだという方のお話もよく耳にしました。
女装姿で街を歩いて、女装仲間とカフェでお茶をしたり。
ある方はロリータファッションのお店に行って、女性に混ざって試着して楽しんできたというお話をしていました。
わたしの場合、出発点からしてナイーブな気持ちの塊なのでなかなか実施できていませんが。
女装外出って楽しそうで、ぜひ今年は実現させたいことの一つです。
それに関連して、せっかく女装・女性の姿になったのに、その姿で「街に埋没していたい」のだというお話も聞きました。
ニューハーフの方でしたが、生まれついての女性の誰しもと同じように、女性としてただおとなしく、でも確かにここに存在していたいのだという。
ニューハーフの方と関わるまではそんなことを考えている人たちがいるなんて思いもしませんでしたが。
街ゆく人を見る目が変わるような、人間というものの繊細さや多様さ、可能性のようなものを感じたこの数か月だったように思います。
人を知ることと同時に、今年はより自分についても深堀りしたいと思っています。
女装をするようになったその根源にあるのは父親との確執だったように思いますが、それだけなのでしょうか。
既に亡くなってしまった父ですが、わたしは父のことをすごく好きだったようにも思います。
言葉で言えば「複雑」な感情を抱えているわけですが、それをもっとひも解いて、なぜ好きだった父親から手痛い心の傷を負うことになったのか、父親となった自分が子供に対して何を気を付けなければならないのか、出来る限り深く考察していかなければいけないと思っています。
そして。女装するようになった自分にどんな可能性がこの先にあるのか。
ブログやInstagramで世間の方々からの反応を感じ取るのが第一段階、新宿二丁目でほかの女装さんなどとかかわるのが第二段階だとして、そこから先に何があるのか。
お化粧の仕方、衣装選び、写真の撮り方などそれぞれ一つとっても奥が深くて面白い、女装の世界です。
せっかくなのでもっと探検してみたいと思っております。
そのためにも、ブログやインスタの「いいね」はいつも活力源の一つになっています。
今年もみなさんにも楽しんでいただけるようなブログやインスタを展開して、ぜひ「いいね」でパワーを頂ければと思っております。
今年も一年、よろしくお願いいたします。