防災訓練 | 明範荘 川名山荘 今伊勢ブログ 日々徒然のこと

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愛知県愛西市・名古屋市昭和区、愛知県一宮市の老人福祉施設。

本日9月1日は「防災の日」ということもあり、明範荘では地震の想定をした避難訓練を実施しました。

明範荘では浸水は想定されにくいため、通常は屋外へ避難という想定で行うことが多いのですが、今回は一階の方を二階に誘導するという想定で行ってみました。また、その搬送方法も様々な心身状況の方がお見えになりますので、「車いす」「担架」「おんぶ」「マットレス」等、様々な搬送方法を実施してみました。(もちろんスタッフ対象に…)

特に一階から二階への誘導であったため、スタッフは搬送の大変さやそれぞれの搬送方法の利点や欠点を体感できたようです。

 

 

大規模災害といえば、思い出されるのが、やはり「阪神大震災」や「東日本大震災」です。

私ごとにはなりますが、当時所属していた施設の命を受け、ケアハウスの方々の生活支援を行うために、気仙沼の鹿折地区に1週間ほど滞在しました。その際に、撮り収めた写真を少しご紹介します。

お手伝いさせていただいたケアハウスやその周辺、そしてケアハウスの方々が約半年ほど生活された一般避難所の写真ですが、被害の甚大さやその後の生活の大変さが伝わりますよね。

 

しかし、このケアハウスでは、日頃から津波に対する防災意識が高く、訓練も実践的に、こまめに行っていたため、建物の被害は大きかったものの、施設長さんの陣頭指揮のもと、建物内の被害が少ない場所(写真の建造物の裏側の三階)にご利用者を避難誘導でき、人的被害はほとんどなかったそうです。

気仙沼市と愛西市では想定される災害はかなり違うと思いますが、やはりどの地域でも日頃からどれだけ起こりうる災害を具体的に想定して訓練を行うかが、被害を少なくするためには非常に重要になってきます。

 

明範荘では引き続き、いつ災害が起きても、対応しうるようにスタッフ一同で努めていきます。