東岡崎居酒屋のアルバイト『AKの心遣い』 | 串焼きホルモンが自慢 東岡崎 居酒屋明月の社長ブログ

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皆さん、こんにちは!

『東岡崎 居酒屋明月』の藤原です!



本当に感心しちゃいました。

そんなお話のシェアです。





昨日の話です。

カウンターで常連のTさんが一人で飲んでみえました。



Tさんは外仕事をされている職人さんで、仕事後に何の気兼ねもなく一人飲みをするのを何よりも楽しみにしてます。



普段にこやかに飲まれていますが、職人さんなので礼儀や細かい所作などにも厳しいという一面も持っています。



「最近の若い奴はなぁ~」などと話されることもごく稀に。。。







いつもなら二三杯飲まれると次に店にというパターンですが、昨夜は腰を据えて飲みたいという気分だったらしく、22時近くになっても笑い話に花を咲かせていました。







22時になり、アルバイトのAKは担当フロアの仕事を終え、カウンターに降りてきました。

AKはまだ17歳なので、勤務時間は22時までです。



タイムカードを押し、まかないの支度を始めます。







AKはTさんを見つけると早速笑顔で声をかけました。



以前にTさんに何度か接客をしたことがありました。







「Tさん、いらっしゃいませ!」



Tさんは嬉しくなってジュースでも飲むかとAKに勧めました。







勤務時間は終わっていたので、僕がその旨をTさんに伝えるとTさんは残念そうでしたが納得した様子。







AKはTさんにお礼を言い、まかないを料理用のエレベーターで事務所に送りました。



Tさんは「お疲れ様」とAKに声をかけます。



AKは事務所に向かう前にTさんの横で立ち止まり、深く頭を下げてお辞儀をしました。



そして



「お先に失礼します。ごゆっくりどうぞ」







Tさんは破顔してAKと二三こと言葉を交わしました。







もう勤務時間も終わっているし、まかないだって冷めてしまうところです。



もしかしたら早く帰りたい理由が何かあったことも想像できます。



しかし丁寧にお辞儀をし、しかも楽しそうにAKはTさんとの会話を楽しんでいる。







AKが事務所に向かった後、Tさんは目に涙をためて笑顔で僕に言います。







「なんかさぁ、嬉しくなっちゃった。ちゃんと頭を下げてあんな風に言える子なかなかいないよ。俺なんかにだよ。いや~、嬉しいなぁ~」







そういうと焼酎のお湯割りを嬉しそうに飲んでいました。







そのお酒はどんな味がしたのか。



きっと一日の疲れを癒してくれそうな味じゃなかったかなと、僕は想像しています。







銘酒や幻の酒ではなく、我々が提供したいのはそんなお酒の味です。







明月の営業理念



<お客様の日常の“ちょっとね”を共有すること>







そして経営計画書の中にある



<人の温もりのある商品を、人の温もりの伝わる方法で提供することに、すべての業務を通じてこだわり続けています>



<どんなに美味しい料理でも提供の仕方如何で味が変わることを知っています>







AKはしっかり身にしているなぁ~







Tさんの涙と笑顔を見ながら感心しました。



改めて居酒屋の商品は人間であることを実感しました。






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